1年で最もデパートに買い物客が訪れる日。それは年の初めの「初売りの日」です。新年早々、朝早くから長蛇の列ができ、開店と同時に繰り広げられる福袋の争奪戦は、まさに日本の正月の風物詩。多くのデパートでは、初売りに続いて冬のセールも開催し、1月の販売動向は、その年の消費の行方を占うものとして注目されています。
そして、ことし、デパートの売り場からは「ここ数年とは明らかに違う手応え」が聞かれます。長らく低迷が続いてきた個人消費ですが、上向きの兆しが出てきたのかもしれません。

初売り=売り上げ増加
元日の朝7時。西武池袋本店には、開店まで2時間半も前にもかかわらず、すでに大勢の買い物客が集まり、デパートを囲むように長蛇の列ができていました。

お目当ての福袋のため、大晦日から並び始めたという人もいて、午前9時半の開店と同時に売り場は熱気に包まれ、15万個用意したという福袋は、初日にほぼ完売。店内は外国人旅行者の姿も多く、化粧品・子ども服・婦人服の福袋が人気を集めていました。

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特集 もしかして 消費は上向き?
1月19日 14時55分

1年で最もデパートに買い物客が訪れる日。それは年の初めの「初売りの日」です。新年早々、朝早くから長蛇の列ができ、開店と同時に繰り広げられる福袋の争奪戦は、まさに日本の正月の風物詩。多くのデパートでは、初売りに続いて冬のセールも開催し、1月の販売動向は、その年の消費の行方を占うものとして注目されています。
そして、ことし、デパートの売り場からは「ここ数年とは明らかに違う手応え」が聞かれます。長らく低迷が続いてきた個人消費ですが、上向きの兆しが出てきたのかもしれません。
(経済部記者 加藤ニール)
初売り=売り上げ増加
元日の朝7時。西武池袋本店には、開店まで2時間半も前にもかかわらず、すでに大勢の買い物客が集まり、デパートを囲むように長蛇の列ができていました。

お目当ての福袋のため、大晦日から並び始めたという人もいて、午前9時半の開店と同時に売り場は熱気に包まれ、15万個用意したという福袋は、初日にほぼ完売。店内は外国人旅行者の姿も多く、化粧品・子ども服・婦人服の福袋が人気を集めていました。

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日本の福袋は海外でも知られるようになり、福袋目当てでこの時期に日本を訪れるリピーターも増えているということで、この店では元日の外国人向けの販売は去年と比べて4割も増加しました。

また、2018年にちなんた2018万円のルビーのアクセサリーの福袋が売れたほか、宝飾品売り場では、600万円余りのペンダントや300万を超える高級時計なども、例年よりも多く売れたと言います。

西武池袋本店での元日の売り上げは去年より5%増えました。また、大丸と松坂屋のJ.フロント リテイリングでは、今月2日・3日の売り上げが1.2%増えたほか、エイチ・ツー・オー リテイリングでも、旗艦店の阪急本店で2日・3日の売り上げが10%増加するなど、デパート各社の初売りの売り上げは軒並み増加傾向にあります。

セールなのに定価商品が売れている!
初売りに続いて、今月いっぱい行われる冬物の衣料品などのセール。この冬のセールの現場でも、例年に見られなかった変化が起きています。

セールといえば値引き商品が主役のはずですが、セール対象外の定価で販売されている商品の売れ行きが好調だというのです。売れ筋は、明るい色合いで春先まで着ることができるコート。店頭に並んだばかりで、色の種類が豊富で「お気に入りの色があるうちに」と買い求めていく人が多いというのです。
以下ソース
https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2018_0119.html