GDPの数字とその国の国力とは何の関係もない。
世界第2位の軍事力を持っている国のGDPは、韓国よりも小さい。

1人当たりにすると更に小さくなるのに、アメリカ並みにでかい顔をして世界を牛耳っている。
1人当たりGDPの高い国の多くは、国力が小さく、吹けば飛ぶような国ばかりで、世界の警察が機能しなくなるとみんな貧乏な大国に呑み込まれる。

新しい産業を興せる国は、日米、後かろうじてその他のG7諸国ぐらいしかない。
だから日本は、引き続きGDPの数字を大きくすることなく、その国力、経済力を強くすることができる。

日本は、GDPの供給面か見た場合の指標である付加価値、つまり社会全体の粗利を増加させずに純利である経常収支の黒字を獲得し、対外純資産を増やす経済を作ってきた。
GDPの成長が無いにも関わらず、一貫して金融資産、国富が増え続け、国力が強くなるという少し変わったモデルの国だ。