経団連の榊原定征会長は9日の記者会見で、後任に日立製作所の中西宏明会長が内定したと発表した。任期は2022年春までの4年間で、日立からの起用は初めて。榊原氏は海外経験や経営手腕などをあげて「最もふさわしい人だ」と述べた。超スマート社会「ソサエティー5.0」の実現に向けて「(日本経済が)進むべき方向の先頭に立っている」と中西氏を評価した。

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 中西氏は都内で記者団の取材に応じ、日本経済の再生に向けて「強力に具体的に進めるのが私の役割だ」と強調した。安倍晋三政権とは「対話を充実させる」と緊密な連携を継続する考えを表明した。

 経団連は同日、ナンバー2にあたる審議員会議長に野村ホールディングスの古賀信行会長をあてる人事も内定した。

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2018/1/9 17:08
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25458940Z00C18A1EA2000/