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 最近、よく聞くようになった「紹介予定派遣」という雇用スタイル。紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用されることを前提に一定期間派遣スタッフとして就業し、派遣期間終了時に企業と本人が合意した場合社員として採用される派遣スタイルのこと。派遣期間は最大で6か月、平均では3か月程度に設定されていることがほとんどだ。

 紹介予定派遣の最大のメリットは、「自分に合った企業で働きたい」人、また「いい人材を採用したい」企業にとって、事前に両者が互いを見極められる点にある。入社前に、実際の仕事内容や企業の環境、雰囲気を体験できるため、入社後に「待遇・条件が違っていた」「自分に合わない」「スキルが活かせない」というギャップを少なくすることができる。企業は面接だけでは判定しにくい個人の人柄や普段の勤務態度を見ることができるため、採用のミスマッチを減らし、安定した雇用を築くことができるという。

 ディップ株式会社が以前、同社が運営する人材派遣の求人情報サイト「はたらこねっと」において459名の登録ユーザーを対象に「紹介予定派遣」に関するアンケート調査を実施したところ、「紹介予定派遣で働きたいと思いますか?」という質問に対し、「働きたい」が39%、「機会があれば働きたい」が47%となり、合わせると86%が「紹介予定派遣で働きたい」と思っていることがわかった。

 一方で「働きたいとは思わない」が12%、「紹介予定派遣を知らない」は2%となっている。「働きたい」理由としては、「安定した雇用に就きたいから」が76%、「より長く働きたいから」が64%で多く、「働きたくない」理由としては、「時間の融通がきかなくなるから」41%、「正社員になれるとは限らないから」34%、「高いスキルを求められるから」が32%となった。
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