景気の現状を示すことし10月の「景気動向指数」は、人手不足で求人が大きく増えたことから2か月ぶりに改善しました。
「景気動向指数」は、企業の生産や雇用、それに消費などの経済指標をもとに景気の現状や先行きを指数で表す内閣府の統計です。

景気の現状を示す「一致指数」は、平成22年を100とした指数で「116.5」となり、前の月を0.3ポイント上回って2か月ぶりに改善しました。
これは、人手不足を背景に有効求人倍率が43年9か月ぶりの高い水準だったことに加え、スマートフォン用の電子部品の生産が増加したことなどによるものです。

このため内閣府は、景気の現状について「改善を示している」という判断を据え置きました。

一方、景気の先行きを示す「先行指数」は、10月の台風で海外向けの自動車が出荷できず在庫が増えた影響などから106.1と、前の月を0.4ポイント下回り、2か月連続で悪化しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171207/k10011250021000.html