この時期、忘年会やらクリスマスディナーでオシャレなレストランや話題の店で楽しく食事する機会も多いが、それも束の間。

酔っ払いのクサい息を浴びながら混雑した電車を乗り継ぐこと小一時間。ようやく最寄駅に着いた頃にはニュータウンに向かうバスはもう無く、タクシーの列に並ぶこと約20分。体は芯から冷え、誰もが羨むあのオシャレな空間に居たのが遠い過去の出来事のよう。
考えてみれば、この2時間半ずっと立ちっぱなし。足は疲れているはずなのに寒さで感覚がない...

ようやく順番が来たタクシーに乗り、家に着く頃には日付が変わり、冷え切った体を熱いお風呂で温めてからベッドに向かうも、6時間後には起きて会社に向かわなければならない人生。

そこまでして東京にしがみつく必要があるのか?
地方の中核都市に住んで、年に何度か食事やコンサートで上京し、都心のホテルにタクシーで戻る方がよほど人生の思い出となる日を楽しんでいるように思う。