http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/K10011243081_1712011638_1712011640_01_02.jpg
ディスカウントストアを展開する「ドンキホーテ ホールディングス」が、シンガポールにアジアへの進出として初めてとなる店舗をオープンし、海外では価格が高い日本の製品を低価格で販売して、中間層をターゲットに新たな市場の開拓を進めたいとしています。

シンガポールの中心部に1日オープンした店舗は広さおよそ1400平方メートルで、商品はお菓子などの食品からコップや洗剤といった日用品や化粧品などおよそ3万点に上り、そのほとんどが日本向けに作られた製品です。

シンガポールでは、日本の製品は日本の倍以上の価格で販売されることも珍しくありませんが、ほかの店で販売されている日本製品と比べると2割から5割程度安いということです。

訪れた女性客は「まつげの美容液を買います。旅行に行かなくても日本のものが買えるのでうれしいです」と話していました。

ドンキホーテ ホールディングスでは、シンガポールで売れ筋などを見極め、来年11月にも計画しているタイへの進出に役立てたいとしており、高品質でも価格が高いという日本製へのイメージを覆して中間層から支持を得られるのか、注目されます。

ドンキホーテ ホールディングスの安田隆夫創業会長は「日本の国内市場は縮小していくので海外展開も進めなければならない。安くてもいいものを提供し、日本製品のよさを知ってもらいたい」と話していました。
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