楽天の三木谷浩史会長兼社長は13日に都内で開いた決算記者会見で、国内の電子商取引(EC)事業の利益率が伸び悩んでいることについて「収益は楽天で得た顧客をベースに広告や金融というところで考えていく」と語った。

 ライドシェア(相乗り)大手の米リフトへの出資が大幅な評価益となるなどの収益をけん引している投資事業については「劇的に金額を増やしていくというより収益をあげる1つの手段として投資額を考えていきたい」と説明した。

 新たに力を入れる広告事業に関しては「いけるかなと思っていたが、これが確信に変わった。グーグル、ヤフーに次ぐくらいの広告規模に早急に持ち上げていきたい」と強気の見方を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL13HWU_T11C17A1000000/