EASA(欧州航空安全局)は現地時間10月17日、検査証明書のデータ改ざんが発覚した神戸製鋼所(5406)の製品について、
安全が確認されるまで使用を中止するよう勧告した。


神戸製鋼製品の使用中止を勧告したEASA(EASAの資料から)
 神戸製鋼によると、検査証明書の改ざんが発覚した製品は、アルミ板やアルミ押出品、銅板条、銅管、アルミ鋳鍛造品。
出荷期間が2016年9月1日から今年8月31日までのもので、アルミ製品が約1万9300トン、銅製品が約2200トン、
アルミ鋳鍛造品が約1万9400個におよび、納入先は約200社あるという。現在も改ざんに関する調査が続いている。

 EASAは、神戸製鋼の製品が航空機や航空機部品などに使用されているかを、
設計や製造段階でいつでも確認できるよう、サプライチェーンの徹底的な見直しが必要だと指摘。
代替品を他社から購入できる場合は、安全性が確認できるまで、神戸製鋼製品の使用を中止することを、
航空機やエンジン、プロペラの設計・製造者に対して推奨している。


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