シャープは、今後の成長の柱の1つとして超高精細な映像が特徴の8Kの事業拡大を進めるため、映像機器メーカーと協力して8Kに対応した業務用のビデオカメラを開発し、年内にも販売を始めて、この分野に参入する方針を固めました。
シャープは、今後の成長の柱の1つとして、画素数が今のハイビジョンの16倍、4Kの4倍と超高精細な映像が特徴の8K技術を活用した新たな産業の創出を掲げています。

関係者によりますと、シャープは、8K映像関連の技術を持つ東京の映像機器メーカー「アストロデザイン」と協力して、8Kに対応した業務用のビデオカメラを開発し、年内にも販売を始めて、この分野に参入する方針を固めました。

シャープは、世界初の8Kに対応した家庭向けの液晶テレビを、今月、中国で発売し、国内でもことし12月1日に発売する方針を表明しています。

8Kの映像を映し出すテレビやモニターに加えて、業務用のビデオカメラに参入し、8K映像が撮影できる機器を市場に供給することで、放送に加えて医療やセキュリティーなど8K技術を活用した新たな産業の創出を強力に進めたい考えです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171030/k10011203441000.html