東京都の小池知事は、衆議院選挙後、初めてとなる定例の記者会見で、今回の選挙で安倍政権との対決姿勢を打ち出したことで東京オリンピック・パラリンピックの準備に懸念が出ていることについて、「オールジャパンで取り組むべきもので、国も同じ認識だ」と述べ、懸念を払拭(ふっしょく)していく考えを示しました。
小池知事は希望の党の代表として衆議院選挙に臨みましたが、選挙前の議席を下回るなど厳しい結果となりました。

衆議院選挙後、初めてとなる27日の定例記者会見で、小池知事に対し、選挙の結果が都政に与える影響についての質問が相次ぎました。

このうち、小池知事が今回の選挙で安倍政権との対決姿勢を打ち出したことで東京オリンピック・パラリンピックの準備に懸念が出ていることについて、「言うまでもなくオールジャパンで取り組むべきものかと思っていて、大会を成功に導かなければならないという思いは、国においても同様の認識を有していると考えている」と述べました。
そのうえで、国や組織委員会、競技会場のある自治体との関係について、「今後も緊密に連携して、大会準備に万全を期したいと考えている」と述べ、懸念を払拭していく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011200181000.html