【自動車】スバル無資格検査、30年以上前からか 社長が認める
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SUBARU(スバル)が自動車の完成検査員の資格がない従業員に検査をさせていた問題で、30年以上前から常態化していた可能性があることが27日明らかになった。有資格者の判子を使った書類の偽造が行われていた。日産に続き他社でも検査工程の不正が明らかになったことで、日本車の品質管理への信頼が揺らぎそうだ。
スバルの吉永泰之社長は同日午前、日本経済新聞などの取材に「研修中の従業員が完成検査に携わっていた…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22777030X21C17A0MM0000/ 無資格検査、日産スバル以外は「問題なし」 国交省発表(日経)
2017/10/31 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22879310Q7A031C1EA2000/
国土交通省は30日、日産とSUBARU(スバル)以外の23社からは「問題なし」
との報告を受けたと発表した。同省は報告内容を精査し、必要に応じて立ち
入り検査をして裏付けを進める方針だ。
一方、同省はスバルに業務改善を指示し、1カ月後をめどに再発防止策を報告
するよう要請。群馬県内の2工場を立ち入り検査した。
スバルの群馬製作所にある本工場と矢島工場では30年以上前から、訓練中で
資格のない従業員が国の規定に反して新車の完成検査に携わっていた。
完成検査は、メーカーが独自認定した検査員が国に代わって完成車の安全性
を最終確認する工程。国が指定した「型式」に基づいて生産された完成車を
国の車検場に持ち込む手間を省き、大量生産を可能にしている。
各メーカーは様々な工程で品質確認をしており、完成検査で見つかる不具合
は極めて少ない。自動車業界からは、日産とスバルの現場管理体制を批判す
る声が上がる一方で「完成検査は現場の実態と合っていないのでは」との声
も出ている。
スバルは30日、国交省に一連の経緯を報告し、来週半ばをめどに約25万5千
台のリコール(回収・無償修理)を届け出ると発表した。対象は販売から3年
以内で最初の車検を迎えていない車で計12車種、費用は50億円超を見込んで
いる。 国交省の監査は不正を30年も放置したんだろう、国交省は最大の責任がある。 国交省の関係部署の責任者は辞任しろ。 国交省の監査は不正を30年も放置したんだろう、国交省は最大の責任がある。 国交省の関係部署の責任者は辞任しろ。 型式認証のペナルティ課すべき、1年間は新車登録を陸運局持込車検にするとか 安心・安全のスバルブランド失墜…急成長の裏で不正横行、
日産から不正の手口が伝承か@(Business Journal)
2017.11.01
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21183.html
「SUBARU(スバル)は安全・安心と楽しさを価値としてやってきた。安全・
安心に関わるところに不安を与えることはブランドとしてもっともやっては
いけないこと」(スバル・吉永泰之社長)。
スバルでも無資格者が完成検査を行っていたことが発覚した。米国、日本の
新車販売が好調で、グローバル販売、業績ともに過去最高を更新するなど、
成長を続けてきたスバルだが、思わぬ落とし穴にはまった。
国土交通省は国内自動車メーカー各社に適正な完成検査を行っているか点検
して報告するよう求めていた。今回のスバルの不正は、その社内調査で明ら
かになった。完成検査は型式指定を取得したモデルが保安基準に適合してい
るのか完成車1台1台を検査するもので、顧客に安全な車を引き渡す前の最後
の砦となっている。有資格者が完成検査を行っているが、資格については自
動車メーカーごとに定めて国土交通省が認定している。
スバルでは、完成検査員が完成検査を行うことを規定している。検査員にな
る前の作業員が検査業務を国内の全3ラインで行っていた。吉永社長は「社内
で悪いという認識のないまま行っていた」としており、30年以上前から組
織的に不正な行為を繰り返していたことが明らかになった。
スバルでは、無資格者が正規の完成検査員の印章を借りて完成検査済みの押
印を行っていた。スバルでは「30年以上続けてきた制度で、違和感を持つ人
はいなかったのでは」と、現場で不正の認識はなく、内部告発もなかったと
している。 安心・安全のスバルブランド失墜…急成長の裏で不正横行、
日産から不正の手口が伝承かA(Business Journal)
2017.11.01
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21183.html
一方、スバルの吉永社長は、10月25日の東京モーターショーの報道公開で、
無資格者の完成検査問題について、「ものづくりは日本にとって大事で、
信頼が損なわれていることは心配」と述べていた。スバルの無資格者の完成
検査は10月3日には明らかになっており、吉永社長もこの時点で「(自社の
不正を)認識していた」ものの、国土交通省とのやり取りが続いていたこと
から公表を見送ったと説明。日産や神戸製鋼を批判したことについては「自
分の会社が不安の要素になっているのに忸怩たる思いがあるという気持ちだ
った」と釈明する。
「現場が高負荷になっている」(吉永社長)としながらも、生産の急拡大に
よる人手不足が不正につながったとの見方は否定する。スバルの完成検査員
は10月1日現在で245人、今回問題となった無資格で完成検査を行っていた人
は過去4年間で月平均8人、最大でも17人で「人手が足りないから(無資格者
を)運用したのではない」と言い切る。
スバルは今後、販売済み車両のうち、初回車検を受けていない車のリコール
を実施する予定だ。対象はスバルが国内で製造している全モデルとトヨタ自動
車向けに生産している「トヨタ86」など合計25万5000台で、費用として50億円
強を見込んでいる。
スバルは問題が発覚後、無資格者を完成検査の業務から外したため、スバル車
の生産・出荷は継続する。このため、業績への影響などは限定的と見られるも
のの、最大の問題はスバルブランドの毀損だ。特にスバルは「ぶつからないク
ルマ」と銘打った自動ブレーキシステムを業界に先駆けて実用化、安全・安心
のブランドとして確立して販売を伸ばしてきた。それだけに品質問題でブラン
ドに傷が付けば、今後の成長に影響するのは必至だ。 日本の製造業、信頼低下懸念
スバル無資格検査、業務規定に違和感持たず (Sankei Biz)
2017.10.28 06:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171028/bsa1710280500001-n1.htm
日産自動車に続き、スバルでも、新車の無資格検査問題が発覚した。スバル
では社内の業務規定に問題があったとしており、現場に徹底できなかったと
する日産とは背景はやや異なるが、ずさんな管理が行われていたことは同じ。
一方で、資格取得の基準が自動車会社ごとに異なるなど、完成検査に関する
制度の曖昧さを指摘する声もあり、根本的な問題解決には時間がかかりそうだ。
「30年以上前から、仕組みとしてあった」
27日夕に東京都内の本社で会見したスバルの吉永泰之社長は厳しい表情で述
べた。社内の業務規定そのものが無資格検査を誘発しやすい内容になってい
たが、「まずいという認識のないままできた」という。規定では、完成検査
員になるために現場で経験を積むことを義務づけているため、現場管理者が
認定した無資格者を完成検査に従事させることがあったという。
スバルの大崎篤執行役員品質保証本部長は「係長、班長はこの仕組みの中で
育っており、違和感を持つことはなかった」と、規定に問題があったと強調
した。
ルール違反は正当化できないが、完成検査に関する国の制度の曖昧さも背景
にありそうだ。資格取得の基準は各社バラバラで、吉永氏は「(スバルは資
格取得の)ハードルを高くしすぎているのかもしれない」と述べた。また、
海外に輸出する車両には資格者による完成検査は必要がなく、輸出した後、
現地で各国の規定に基づいた検査を行う。豊田章男トヨタ自動車社長は「今
がベストだと考えればいろんなことが止まってしまう」とルールに改善の余
地があると示唆した。
トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱自動車など大手各社は、国交省に「問題がな
い」と報告した。しかし、日産とスバルの無資格検査と問題が相次ぎ、日本
の製造業自体の信頼低下が懸念される。再発防止策など、問題を起こした各
社の今後の対応が重要になる。 日本の製造業、信頼低下懸念
スバル無資格検査、業務規定に違和感持たず (Sankei Biz)
2017.10.28 06:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171028/bsa1710280500001-n1.htm
日産自動車に続き、スバルでも、新車の無資格検査問題が発覚した。スバル
では社内の業務規定に問題があったとしており、現場に徹底できなかったと
する日産とは背景はやや異なるが、ずさんな管理が行われていたことは同じ。
一方で、資格取得の基準が自動車会社ごとに異なるなど、完成検査に関する
制度の曖昧さを指摘する声もあり、根本的な問題解決には時間がかかりそうだ。
「30年以上前から、仕組みとしてあった」
27日夕に東京都内の本社で会見したスバルの吉永泰之社長は厳しい表情で述
べた。社内の業務規定そのものが無資格検査を誘発しやすい内容になってい
たが、「まずいという認識のないままできた」という。規定では、完成検査
員になるために現場で経験を積むことを義務づけているため、現場管理者が
認定した無資格者を完成検査に従事させることがあったという。
スバルの大崎篤執行役員品質保証本部長は「係長、班長はこの仕組みの中で
育っており、違和感を持つことはなかった」と、規定に問題があったと強調
した。
ルール違反は正当化できないが、完成検査に関する国の制度の曖昧さも背景
にありそうだ。資格取得の基準は各社バラバラで、吉永氏は「(スバルは資
格取得の)ハードルを高くしすぎているのかもしれない」と述べた。また、
海外に輸出する車両には資格者による完成検査は必要がなく、輸出した後、
現地で各国の規定に基づいた検査を行う。豊田章男トヨタ自動車社長は「今
がベストだと考えればいろんなことが止まってしまう」とルールに改善の余
地があると示唆した。
トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱自動車など大手各社は、国交省に「問題がな
い」と報告した。しかし、日産とスバルの無資格検査と問題が相次ぎ、日本
の製造業自体の信頼低下が懸念される。再発防止策など、問題を起こした各
社の今後の対応が重要になる。 新車検査の手法見直し 国交相「検討したい」(産経)
2017.11.1 12:04
http://www.sankei.com/economy/news/171101/ecn1711010032-n1.html
石井啓一国土交通相は1日の閣議後の記者会見で、新車の無資格検査の
再発防止に向けて「国交省のチェックの在り方に見直すべき点がないか
検討したい」と表明した。無資格検査が判明したSUBARU(スバル)の調
査結果や他のメーカーの検査手法を精査しながら見直しを検討するという。
スバルに対して10月30日に実施した立ち入り検査は31日まで続けたこと
も明らかにした。スバルからの報告内容に問題がないと確認したという。 【やはりスバルも・・】止まらない新車検査不正 30年以上前から研修生にやらせる
(財経新聞)2017年10月27日 20:34
http://www.zaikei.co.jp/article/20171027/408154.html
「やはり」と言うべきであろう、「完成検査」を「スバルが研修生に30年以上前
から任せ」ていた。
もともと「検査」は余計な仕事だ。製造技術、生産技術が正しければ、検査しな
くても合格品のはずだ。そこに「新車検査」が「形骸化」する原因がある。完成
検査で「不良」とレッテルを貼れるくらいならば、「形骸化」はしない。
スバルも新車不良を営業畑で「もみ消し」ていた。それも「富士重工組織がらみ」
でもみ消している。何年前からであろうか?おそらくは形式的には、リコールし
なければならないのは全車に近いのであろう。
「完成検査」を「形骸化させない方策」は何であろうか?「まじめに、他者を気
遣う心」を養成するしかない。どんなにマニュアル類が揃っていても「作業員の
心」がないと「品質」は上がらない。「カイゼン」し続ける組織の在り方を模索
するしかない。
「品質」は「真面目に丁寧に他者を気遣う心の持ち主」を作り出さねばならない
のだ。「ずるけること」が「正義」となっている組織では「品質管理」は出来な
い。現在の社会風潮では「モラル」が下がっているのが当たり前となっているが、
それが製造現場に入り込んでいるのが現実だ。この心持で「品質」は保てない。
現代、製造業でも取締役は「投資先の選定」に注力し、執行役員が自らのビジネ
スモデルを意識して「資金効率を考える」役割だ。「経営者は自らのビジネスモ
デルの資金効率を上げる努力」をするものだ。ビジネスモデルを変えてしまいた
ければ「投資家」になることだ。
まず、営業現場のユーザーからのクレームを「正確に聞けるのか?」を自らに問
うべきだ。不良品が市場に出回っているのに、「ごまかす」のが「正義」として
いる、経営者が増えた。自らの製品に責任を感じていない。それほど「製造業」
は簡単ではないということだ。 【SUBARU社長会見詳報(1)】吉永泰之社長「事実をきちんと説明したい」
2017.10.27 23:35
http://www.sankei.com/economy/news/171027/ecn1710270064-n1.html
SUBARU(スバル)が群馬県内の工場で、社内で認定する資格を持たない従業員
に新車の集荷前の完成車検査をさせていた問題が発覚した。30年以上前から続
けられたという。日産自動車に続き、スバルでも検査ルールが守られていなか
ったことで、日本の自動車業界の品質監理体制のあり方に厳しい視線が注がれ
そうだ。
スバルの吉永泰之社長は27日夕、東京都内の本社で記者会見を開き、社内調査
結果の内容などを説明した。会見場には、多くの報道陣が詰めかけた。開始時
刻の午後5時、会見場前方の扉が開き、吉永氏と大崎篤品質保証本部長の2人が
姿を現した。
「このたびは当社製の自動車の完成検査について多大なご迷惑とご心配をおか
けしています。本当に申し訳ございませんでした。心からおわび申し上げます」
会見の冒頭、吉永氏はこう述べ、大崎氏とともに頭を下げた。数秒間、カメラ
のストロボの光を浴びた後、2人は着席した。
吉永氏は「事実をきちんとご説明したい」と述べ、A4版1枚の資料に沿って、
問題の経緯や今後の対応について説明を始めた。
説明によると、同社では従業員を完成検査員に登用する際、まずは完成検査員
とマンツーマンで検査工程に入り、実地訓練を受ける。十分な知識や技能を身
につけたと認められると「独り立ち」し、実質単独で検査を行い、完成検査員
の印鑑を借りて書類に押印していた。今月1日現在で、完成検査員は245人で、
認定前であるにも関わらず検査を行っていた人は4人いた。
同社は30日に国土交通省にリコールを届け出る。リコールの対象は「レガシィ
」「インプレッサ」「フォレスター」「XV」など全車種、計約25万台に上る見
通しだ。 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」@(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
日産自動車に続き、新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)。吉永泰之
社長は冒頭、問題の概要の説明を終えると、「すべてのご質問にお答えしたい」
と表明、一問一答が始まった
−一番の問題は。今後どこを変えていく必要があるのか
吉永氏「ハードルを高くし過ぎた面があるが、そうはいっても完成検査員では
ない人がやっていたんでしょと言われればその通りだ。30年以上、『これがま
ずい』という認識がないままやってきた。根っこから見直し、今の時代に一番
ふさわしい方法を考えたい」
−−リコールを予定されているものはOEM(供給を含めて何車種・何台になるか。
30年間もなぜ気づかなかったのか
大崎篤・品質保証本部長「私どもは群馬県内に3つの生産ラインを持っている
そこで生産されるすべて、すべての車種が対象になる。25.5万台程度になる 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」A(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−日産の問題が発覚した後も、現場では検査を続けていたのか。経営トップ
の責任は
大崎氏「経緯を説明したい。国交省から調査の依頼きたのが9月29日金曜の深夜。
調査を開始したのは10月2日月曜だ。3日に疑義があることをつかみ、その時点
で完成検査員でない人が業務に当たることは停止した」
吉永氏「トップとして責任を非常に強く感じている。ずっといい会社にしたい
と思ってやって来たが、当社としての実力がついてないんだなということを改
めて強く感じている」
−−発表が今日になった理由は
吉永氏「日産の報道を受けて、私どものやっていることがどういう位置づけに
なるのか、国交省に確認させていただき時間がかかった」
−−無資格で検査を行っていた人は過去に“瞬間最大風速”では何人いたのか
大崎氏「過去4年ほどさかのぼって調べたが、最大で17人、月平均8人。人が足
りずにこういう運用をしていたわけではない」
−−吉永社長は25日、東京モーターショーの会場で「うちの現場はしっかりや
っている」と発言した。3日の段階で把握していたのに、どういう意図か
吉永氏「私が初めてこの件を聞いたのは10月11日午後5時15分。それまでは報
告はなかった。解釈の部分が大きいと思い、国交省に相談した。隠す気持ちは
なかった」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」B(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−消費者へのメッセージは。リコールに伴う関連費用は
吉永氏「特に私どもは近年、安心と楽しさをスバルがご提供する価値としてや
ってきた。ブランドへの影響が心配だ。明日以降、各販売やサービス現場を支
えていかなければならない」
大崎氏「リコール費用はおおむね50億円強かかる」
−−この5年間の生産急拡大、フル稼働によって生産現場でのきちんとした運
用ができなかったのでは
吉永氏「関係ない。たしかに生産は急拡大しているが、資格を取る前の人の人
数は少ない。ひずみが出ているわけではない」
−−ブランドの再構築に必要なものは
吉永氏「5月の決算発表会見で、『実力を上げていかないといけない』と言った。
まさか今日のようなことでご迷惑おかけすると思わなかった。会社の成長に、
全体の力がまだ追いついていないところがある。私としては、無理やり販売台
数を伸ばそうという経営はしていない。足元を見つめ直して企業としての実力
を高めるしかない」
−−OEM供給先のトヨタにはどのように伝えたか
大崎氏「われわれのやってきたことがまずいということが今週になってはっき
りし、トヨタに一報を入れた。場合によってはトヨタ車もリコール対象になる
と直接話した」
吉永氏「トヨタとの関係は非常に重要だ。基盤となる技術、ハイブリッドなど、
教えていただかないといけない関係だ。信頼していただけるようにきちんとや
っていきたい。ご理解はいただいていると思う」 「実地訓練で人材育成」が裏目に、スバルが25万台リコールへ@(IT MONOist)
2017年10月30日 06時00分
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/30/news031.html
SUBARU(スバル)は2017年10月27日、東京都内で会見を開き、国内工場の
完成検査に関する社内調査の結果について発表した。
日産自動車の完成検査不正を受けて国土交通省は、自動車メーカー各社に
同様の事案がないか確認を要求。それに従ってスバルが社内調査を実施し
た結果、群馬製作所の本工場と矢島工場の合計3ラインにおいて、本来の
規定とは異なる状況で完成検査が行われていた。
スバルは国土交通省に対し「完成検査員が完成検査を行う」とする完成
検査要領を届け出ている。一方で、完成検査要領に付属して定めた業務規
定では「完成検査員で登用するには、完成検査ラインで一定期間の現場経
験を積むことが条件」とした。そのため完成検査要領と業務規定が矛盾し
た状態になっており、登用前の作業員が完成検査に携わることも明文化さ
れていなかった。
スバルでは、完成検査員として登用する人材を、実務訓練を通して教育する
ことを重視していた。まずは、現場管理者(係長)の認定を得られるまで、
担当する検査工程に必要な教育と訓練を受けて要求される知識と技能を習得
する。その後、監督者(班長)から指名を受けて初めて完成検査ラインに立
つことができる。この段階ではまだ完成検査員としての登用は受けていない。 「実地訓練で人材育成」が裏目に、スバルが25万台リコールへA(IT MONOist)
2017年10月30日 06時00分
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/30/news031.html
班長から指名を受けた後は、班長の監視のもとで完成検査業務に従事する習
熟期間となる。その期間は2級自動車整備士の資格保有者で2カ月、自動車整
備の資格を持たない者は6カ月と設定している。「最初は班長やトレーナーが
マンツーマンで教え、1人である程度できるようになると、巡回しながら完成
検査ができているか監視する形になる。国家資格である自動車整備士の仕事
に相当する作業なので、習熟期間を長く設けていた」。
習熟期間を経て、社内の筆記試験で満点を獲得すると正式に完成検査員とし
て登用される。「担当する完成検査には、ハンコを押すまで責任が伴うこと
を意識させる」という目的で、完成検査員の氏名の印章を習熟期間中の作業
員に貸与して押印させていた。印章の使い回しや、同じ印章が複数あったと
いうことではないとしている。習熟期間の作業員は平均的には8人で、多い時
期でも17人だったという。
大崎氏は「30年間、このカリキュラムで進めていた。完成検査員を育てる側
の班長や係長もこうした仕組みの中で育ってきたので、規定の矛盾に気付か
なかった」と説明。吉永氏も、「日産自動車の件を受けて、初めて自分たち
が正しくできているか疑問を持った。それがなければ、気付くことなく進ん
でいたと思う」とコメントした。
今後は、完成検査に求められる技能の習熟の在り方について見直しを進め
る。また、規定の内容の透明性を高め、現状に合わせた形に体系的に整備し
直していく。 習熟の在り方って別に矛盾はしてないでしょ
実地研修では有資格者もダブルチェックすれば普通に可能
ただ金かかるからサボっただけだ 検査員の印章流用し書類偽装 スバル、無資格の数人関与(朝日)
2017年10月27日10時53分
http://www.asahi.com/articles/ASKBW2JLGKBWULFA004.html
スバルが群馬製作所で、資格を与えていない従業員に出荷前の完成車の
検査をさせていたことがわかった。社内調査で判明した。日本の自動車
メーカーの管理体制への信頼がさらに揺らぐのは避けられない。
スバルは近く国土交通省に報告し、リコールを届け出る必要があるか検
討する。日産では、無資格者が検査に携わった新車のうち、購入後、一
度も車検を受けていない約120万台についてリコールを届け出ている。日
産の前例を踏襲した場合、スバルの対象車は30万台規模に上る。
無資格者が携わっていたのは、日産のケースと同じく、国から任されて
メーカーが実施する「完成検査」の工程。法令では、完成検査は各メー
カーがそれぞれ指名した資格者に担当させることになっている。
27日朝に取材に応じた吉永泰之社長によると、研修は受けているが、最
終的に正規の資格を取っていない従業員が数人、検査に携わっていた。
いつから始まった慣行なのかは調査中だが、検査体制は「30年ぐらい変
わっていない」と話した。日産と同じように正規の検査員の印章を流用。
本来の手続きにのっとっているように書類を偽装していたとみられる。
完成検査の資格について、スバルは社内の規定で、知識や実務訓練の状
況を踏まえ、筆記試験も受けさせた上で与えると定めている。自動車整
備士の資格を持っているかどうかなどを考慮し、認定までに2〜6カ月の
期間をかけている。正規の完成検査員は約250人。検査に必要な人数は約
160人といい、スバルは人手が不足している状況ではないとしている。 スバル検査不正、吉永社長「完成検査員のハードル高すぎた」B
(日経テクノロジーオンライン) 2017/10/31 05:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/103000209/?rt=nocnt
国土交通省から調査するようにという通達をスバルが受けたのは2017年9月
29日金曜日の深夜だったという。週明けの10月2日から全ての生産ラインに
ついて調査を開始し、10月3日に「疑義を把握した」。その場で完成検査員
以外による完成検査を停止。吉永社長に報告が上がったのは10月11日夕方
である。
国土交通省からは1カ月をめどに調査結果を報告するようにと通達もあり、
「今朝(10月27日)の報道までは、状況を見守るつもりだった」(吉永氏)
。「10月5日以降、スバルの最終検査の実態がどのような位置づけになるの
かを国土交通省に相談した」(同社執行役員品質保証本部長の大崎篤氏)。
法規違反になるのかなど、「解釈による部分もあるため、(精査に)30日
までかけようと思っていた。決して隠そうとしていたわけではない」(吉
永氏)。しかし、最終的には同社の最終検査に不適切な部分があるという
判断になった。
スバルは2017年10月30日朝、国土交通省に社内調査結果を報告した。翌週
半ばにはリコールを届け出る予定だ。同社群馬製作所の本工場1ラインと
矢島工場2ラインで過去3年間に生産した車両のうち、完成検査員に登用前
の検査員が従事した25万5000台が対象となる。リコール費用は約50億円に
なる見込みだ。 スバル 矢島工場「感謝祭」中止に 無資格検査問題受け(毎日)
2017年11月2日 11時07分
https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00e/040/263000c
スバル群馬製作所は、社内の完成車検査業務を無資格者に従事させていた
問題を受けて、群馬県太田市の矢島工場で5日に予定していた「感謝祭」
を中止する。
感謝祭は、工場を地域住民に公開し、子どもたちに自動車製造工程の一部
を体験してもらう「キッズメカニック」や社内サークルの模擬店などが人
気を集めていた。 スバルもか!日本製造業にまた大問題が発覚—中国メディア(BIGLOBEニュース)
2017年10月30日(月)12時10分(Record China)
https://news.biglobe.ne.jp/international/1030/rec_171030_7790850731.html
スバルは27日、群馬県にある二つの組み立て工場で、これまで30年にわたり
国土交通省のルールに反して無資格者に新車出荷前検査を実施させていたこ
とを認めた。記事は「新車の出荷前検査は正式な資格を持つ検査員が行う必
要があるが、当該工場では資格のない見習い工が検査を行っていた。先日、
日産における無資格検査員の問題が明らかになったことを受けて国土交通省
が各メーカーに対して内部調査の実施を求めたところ、今回の問題が見つか
った」と伝えている。
日産やスバル、神戸製鋼所など日本企業の不祥事が相次いでいることについ
て、専門家は「まず、多くの日本企業が近年相次いで株主の利益を強調する
欧米式の経営スタイルに転換しており、これまで盛んに行われてきた細かい
品質改善活動が見られなくなった」と指摘。「日本企業の雇用体制の転換に
より、非正規雇用者の割合が40%に達しており、企業に対する帰属感が薄れ
るとともに、技術の進歩や製品の品質も軽視されている」と論じた。
記事は「不祥事の背景にはさらに深いレベルの社会的要因がある」と指摘す
る。「かつて世界をリードしていた日本の生産方式がもはや時代遅れになっ
た。日本の基礎研究レベル全体が低下しており、各方面で人材不足が起きて
いる」とし、「不祥事で明らかになった種々の問題は、同じてつを踏むなと
いう各国の製造業への警告でもある」としている。 無資格検査、日産スバル以外は「問題なし」 国交省発表(日経)
2017/10/31 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22879310Q7A031C1EA2000/
国土交通省は30日、日産とSUBARU(スバル)以外の23社からは「問題なし」
との報告を受けたと発表した。同省は報告内容を精査し、必要に応じて立ち
入り検査をして裏付けを進める方針だ。
一方、同省はスバルに業務改善を指示し、1カ月後をめどに再発防止策を報告
するよう要請。群馬県内の2工場を立ち入り検査した。
スバルの群馬製作所にある本工場と矢島工場では30年以上前から、訓練中で
資格のない従業員が国の規定に反して新車の完成検査に携わっていた。
完成検査は、メーカーが独自認定した検査員が国に代わって完成車の安全性
を最終確認する工程。国が指定した「型式」に基づいて生産された完成車を
国の車検場に持ち込む手間を省き、大量生産を可能にしている。
各メーカーは様々な工程で品質確認をしており、完成検査で見つかる不具合
は極めて少ない。自動車業界からは、日産とスバルの現場管理体制を批判す
る声が上がる一方で「完成検査は現場の実態と合っていないのでは」との声
も出ている。
スバルは30日、国交省に一連の経緯を報告し、来週半ばをめどに約25万5千
台のリコール(回収・無償修理)を届け出ると発表した。対象は販売から3年
以内で最初の車検を迎えていない車で計12車種、費用は50億円超を見込んで
いる。 スバル無資格検査、不正の認識なく 社内ルールを逸脱@(日経)
2017年10月27日 23時47分30秒
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22833690X21C17A0EA2000/
SUBARU(スバル)は27日、資格を持たない従業員が完成車を検査していた
と発表した。社内で決めた検査の手順に従っていたが、その運用自体が法
令に基づく社内のルールを外れていた構図だ。きちんと検査しているとの
思い込みが、人気車種を次々に発表し、好調な国内販売が続くスバルを大
規模リコールに追い込んだ。法令順守に厳しい意識を持って臨むことが改
めて自動車メーカーに求められる。
都内の本社で記者会見した吉永泰之社長は「顧客に安心や安全を価値とし
て提供してきた。不安を感じさせるのは最もいけない」と述べた。自動ブ
レーキなど安全運転支援システム「アイサイト」で他社に先行し、高い評
価を受けてきたことを踏まえ、経営への悪影響が避けられないとの認識を
示したものだ。
スバルは群馬製作所の本工場と矢島工場で計3つの生産ラインを持つ。主
力の「インプレッサ」や「レヴォーグ」など計10車種を生産し、国内に出
荷している。米国などに輸出する「フォレスター」なども生産している。
30年前になぜ不正が始まったのかは会見で明らかにしなかった。ただスバ
ルは1968年から2000年まで業務提携していた日産自動車から受託した車の
生産が100万台を超え、関係は深かった。
会見で日産との関係から無資格検査につながったのかを問われた大崎篤執
行役員は「精査が必要」と話した。吉永社長は「(日産には)色々教えて
いただいた。その方法を採用したのは当社だ」と述べ、生産の考え方に日
産の手法が影響したことを示唆した。「日産の問題が発覚しなければ何の
疑問も持たずに(これまでの検査を)続けていただろう」とも発言した。 スバルの犯罪行為を扱うスレはIP表示させたほうがいいな スバル無資格検査、不正の認識なく 社内ルールを逸脱A(日経)
2017年10月27日 23時47分30秒
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22833690X21C17A0EA2000/
完成車検査は法令に基づき、社内の資格を取得した従業員が手がける。知
識と技術を身に付けたと認められた候補者が実務訓練を経て、筆記試験に
合格すると完成検査員の資格を取得できる。
しかし長年にわたって筆記試験をパスする前の従業員が検査の工程に携わ
っていた。実務訓練に入る前の時点で上長から検査業務を含む指導を受け
ており、一定の知識と技能を習得していると思い込んでいた。
書類に押す有資格者の判子を無資格の従業員に貸していた。無資格で検査
していた従業員は10月1日時点で4人。吉永社長は「明文化した社内規定
にないことなので監査で指摘されなかった」と説明した。「古いやり方を
守り続けてきた。生産プロセスの管理の問題で、きちんと直さなければい
けない」と話した。
スバルの17年3月期の国内販売は前の期比1割増の約16万台。アイサイト
に人気が集まるだけでなく新型インプレッサが日本カー・オブ・ザ・イヤ
ーを受賞するなど評価の高い車種を次々に投入してきた。直接的な不正の
原因ではないとしながらも吉永社長は「(販売台数に見合う)実力が付い
ていない。(高稼働で)製造現場に高負荷になっている」と述べた。
既に無資格者を検査工程から外しているため、日産のように出荷停止はし
ない方針で業績に与える影響は限定的になるもようだ。イメージの悪化で
顧客離れが起きブランド力の毀損が深刻になる可能性はある。
スバルや日産では、不正検査に起因する車両トラブルは表面化していない。
リコールも極めて異例なものだ。今回はいわば顧客の心理的な不安を払拭
するために多額の費用をかけて実施する。法令や対外的な約束を積極的に
守る取り組みが求められている。 SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?@
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
第45回東京モーターショー2017の一般公開日を翌日に控えた10月27日。
株式会社SUBARUは自動車の完成検査に関する社内調査結果についての
記者会見を行いました。
完成検査といえば、日産自動車で検査員の資格がない人が検査業務を
行うという不正が発覚。それを受けて、国土交通省からの通達によっ
てスバルが社内調査を行った結果、完成検査業務を実施するにあたり
不適切な事案を確認。それについての報告を行うというものでした。
スバル車オーナーである筆者は記者であるとともにユーザーの代表と
し記者会見にのぞみました。17時から始まった記者会見はSUBARU 代表
取締役社長である吉永泰之氏と株式会社SUBARU執行役員 品質保証本部
長の大崎篤氏の二人が登壇し、冒頭深々と頭を下げました。
代表取締役社長である吉永泰之氏から今回の不適切な事案についての
説明。そして記者による質疑応答が行われた記者会見は2時間半にわた
り、記者からは「これは偽装」ではないのかという厳しい質問が飛びま
した。
吉永社長の説明によると、リコールの対象となるのはスバルの3つのあ
るラインで製造されたスバル全車種。そして、OEM供給しているトヨタ
86も含まれます。対象となる台数は約25万台。その費用は50億円以上
になると試算されています。 SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?A
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
今回の不適切な事案を簡単に説明するとスバルの社内規定で完成検査
に従事することができる人は担当検査工程に必要な教育と訓練を受け、
完成検査業務に必要な知識と技能を100%身に付けたと現場管理者に認
定され、担当検査工程に従事できるよう監督者に指名された人のみです。
指名に至るまでにはまず技術面をクリアし、その後社内の筆記試験で
100点を取ると一人前の完成検査員となれるのです。今回発覚した不適
切な事案は技術面でクリアしている人が筆記試験を受ける前に完成検査
業務を行っていたということです。
これを自動車の運転に例えると、教習所で技能テストをパスした人が
ペーパーテストを合格する前にクルマを運転してしまったということ
に近いのではないでしょうか。今回の不適切な事案は約30年前から行
われていたといわれており、決して、人員不足によるものではないと
いう説明がなされました。
10月3日にこの疑義が発覚し、それ以降は筆記試験をパスしていない人
を検査業務から外しており、新車登録は続けています。これまで規定と
して明文化されていなかった完成検査に対して、今後透明性を高めて、
将来にわたって誤った運用や解釈が生じないように改めて規定を体系的
に整理し直すと説明されました。
リコールの内容については10月30日に発表される予定です。アイサイト
で先進安全装備の普及を加速させたスバル。管理システムを再構築して、
安心・安全なクルマをユーザーに届けてほしいと思います。 日産、スバル以外問題なし 無資格検査で国交省発表(河北新報)
2017年10月30日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201710/2017103001001775.html
国土交通省は30日、日産自動車による新車の無資格検査問題を踏まえた
自動車メーカー計24社からの報告結果をまとめ、日産とSUBARU(スバル)
以外に不適切な事例はなかったと発表した。
スバルには業務体制の改善を指示し、1カ月後をめどに再発防止策を報告
するよう要請。群馬県の2工場に立ち入り検査に入った。
国の規定に反する検査が各社に広がっていないことが示された。国交省は
今後、報告内容を精査する。メーカー任せにしてきた検査制度の見直しも
課題となる。
国交省は9月下旬、1カ月以内に無資格検査などの不適切な事案がないかを
調べて報告するよう要請していた。 愚直なメーカーのスバルで常態化…無資格検査30年のなぜ(日刊ゲンダイDIGITAL)
2017年11月02日 09時26分
https://news.nifty.com/article/economy/business/12136-424411/
「テストドライバーではなく、開発、研究者の運転スキルを向上させる研修も
ある。スバルは愚直なほどまじめなメーカーなんですけどねえ」と、自動車メ
ーカー関係者はため息をつく。
スバルは30日、完成検査の実施状況に関する社内調査結果を国交省に提出。30
年以上前から無資格の従業員が従事していたという。無資格検査が常態化して
いたことだけは間違いない。
国交省は完成検査の検査員について、「あらかじめ指名された者」と通達。ス
バルでは、知識と技能を持つと認定された従業員に2〜6カ月の現場経験を積
ませた上で、筆記試験合格後に検査員として登用する仕組みがある。5年、10年
の現場経験というのならまだしも、素人目には“有資格者”になるのにそれほ
ど高いハードルがあるとも思えない。
それなのに、スバルではお上のお達しに反する完成検査が続いていた。検査員
が、無資格の従業員にハンコを貸して押印させるような偽装行為もあったという。
ベテラン自動車ジャーナリストは「スバルをかばうわけではありませんが……」
と前置きして、こう続ける。
「そもそも日本の自動車メーカーは品質検査のレベルが高い。機械だけに頼ら
ず、最後は“職人”の目で見るという日本的なこだわりもあります。それに無
資格といってもズブの素人というわけではない。医者に例えれば専門医の代わ
りに研修医が見たといったところでしょうか。途中のチェックがしっかりして
いるから、後進を育てる意味でも、むしろ“簡単”な完成検査は研修医に任せ
ても大丈夫。そんな甘い気持ちがあったことは否めませんが、嘘をついている
という認識はなかったように思いますね」
スバルでは来週半ばをめどに、過去3年以内に製造された12車種、計約25万
5000台をリコールする。費用は50億円強を見込むという。連結売上高3兆円
企業にとっては微々たる額だろうが、信用はプライスレス。
前出の自動車メーカー関係者は「スバルは玉にきずだから余計に目立つ。情
けないというか、もったいない」。この嘆きをスバルの社員がどう受け止め
るか、だ。 「実地訓練で人材育成」が裏目に、スバルが25万台リコールへ@(IT MONOist)
2017年10月30日 06時00分
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/30/news031.html
SUBARU(スバル)は2017年10月27日、東京都内で会見を開き、国内工場の
完成検査に関する社内調査の結果について発表した。
日産自動車の完成検査不正を受けて国土交通省は、自動車メーカー各社に
同様の事案がないか確認を要求。それに従ってスバルが社内調査を実施し
た結果、群馬製作所の本工場と矢島工場の合計3ラインにおいて、本来の
規定とは異なる状況で完成検査が行われていた。
スバルは国土交通省に対し「完成検査員が完成検査を行う」とする完成
検査要領を届け出ている。一方で、完成検査要領に付属して定めた業務規
定では「完成検査員で登用するには、完成検査ラインで一定期間の現場経
験を積むことが条件」とした。そのため完成検査要領と業務規定が矛盾し
た状態になっており、登用前の作業員が完成検査に携わることも明文化さ
れていなかった。
スバルでは、完成検査員として登用する人材を、実務訓練を通して教育する
ことを重視していた。まずは、現場管理者(係長)の認定を得られるまで、
担当する検査工程に必要な教育と訓練を受けて要求される知識と技能を習得
する。その後、監督者(班長)から指名を受けて初めて完成検査ラインに立
つことができる。この段階ではまだ完成検査員としての登用は受けていない。 「実地訓練で人材育成」が裏目に、スバルが25万台リコールへA(IT MONOist)
2017年10月30日 06時00分
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/30/news031.html
班長から指名を受けた後は、班長の監視のもとで完成検査業務に従事する習
熟期間となる。その期間は2級自動車整備士の資格保有者で2カ月、自動車整
備の資格を持たない者は6カ月と設定している。「最初は班長やトレーナーが
マンツーマンで教え、1人である程度できるようになると、巡回しながら完成
検査ができているか監視する形になる。国家資格である自動車整備士の仕事
に相当する作業なので、習熟期間を長く設けていた」。
習熟期間を経て、社内の筆記試験で満点を獲得すると正式に完成検査員とし
て登用される。「担当する完成検査には、ハンコを押すまで責任が伴うこと
を意識させる」という目的で、完成検査員の氏名の印章を習熟期間中の作業
員に貸与して押印させていた。印章の使い回しや、同じ印章が複数あったと
いうことではないとしている。習熟期間の作業員は平均的には8人で、多い時
期でも17人だったという。
大崎氏は「30年間、このカリキュラムで進めていた。完成検査員を育てる側
の班長や係長もこうした仕組みの中で育ってきたので、規定の矛盾に気付か
なかった」と説明。吉永氏も、「日産自動車の件を受けて、初めて自分たち
が正しくできているか疑問を持った。それがなければ、気付くことなく進ん
でいたと思う」とコメントした。
今後は、完成検査に求められる技能の習熟の在り方について見直しを進め
る。また、規定の内容の透明性を高め、現状に合わせた形に体系的に整備し
直していく。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)@
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
10月27日、スバルは記者会見を開き、群馬製作所で、無資格の検査員による
不正な完成検査が行われていたことを発表した。無資格検査は30年以上も前
から常態化。吉永泰之社長は2時間20分にも及んだ会見で、反省の言葉を繰り
返した。
10月30日に国土交通省に社内調査結果を報告するとともに、25万5000台を対
象にリコールを届け出ることにしている。トヨタ自動車にOEMで供給をして
いる人気スポーツカー「86」も含まれる。運転支援システム「アイサイト」
に代表されるように、安心や安全を消費者に強く訴求してきたスバルだが、
クルマづくりの基本ができていなかった。
「まずいという認識がないまま」30年以上
スバルで行われていた無資格検査とはどのようなものか。同社が国交省へ届
け出ていた規定は「社内試験に合格した完成検査員が完成検査を行う」とい
うものだ。
だが、実際には、完成検査員の資格を取るために研修中の従業員も検査を行
っていた。検査の運用を定めた業務規定では、「監督者の監視下では、知識
と技能を100%身につけたと判断された従業員であれば、完成検査の業務に
従事できる」と定めていたからだ。国に届け出た規定と社内の規定が矛盾す
る状態は30年以上まかり通っていた。
同社は無資格検査の原因としての人員不足を否定する。吉永社長は「完成検
査は非常に重要な行為だが、社内ではこれでまずいという認識がないまま、
過ぎてしまった」と話す。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)A
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
今回の問題で深刻なのは、「代行押印」が行われていたことだ。公文書偽造
にも繋がりかねない。国交省からも「ルールが明文化されていないので、良
いのか悪いのか判断できない。透明性が低すぎる」と厳しい指摘を受けてい
るという。
品質保証本部長を務める大崎篤執行役員は「現場で、人のはんこを使うのは
おかしい、と思っても、上長に「おかしい」と言える雰囲気ではない」と認
めた。吉永社長も改めて「偽装をしたというつもりはない。組織代行の範疇
だと思うが、人のはんこを代わりに使うのは、確かに違和感がある」と述べる。
 
9月29日深夜、国交省は各メーカーに対し、完成検査に関する調査を求める
通達を行った。スバルの完成検査のプロセスに「疑義」があることを認識し
たのは、週明けの10月3日。すぐ、無資格の従業員による完成検査は打ち切
り、国交省に法令解釈についての問い合わせを始めていた。
吉永社長がこの事実を知ったのは、10月11日。しかし翌12日には社内調査
の状況について記者から問われた際、「今のところ問題ない」と発言して
いた。事実を発表したのは、その2週間以上先の27日。遅すぎるタイミング
だ。これについて吉永社長は「隠そうとしたつもりはない。30日までに答
えを出せばよいと思っていた」と釈明した。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)B
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
なぜ無資格検査が起きたのか。それは、生産現場のルールが形骸化してい
たことに起因する。知識や技術を継承する中で明文化されない「暗黙知」
や「すり合わせ」によって回っていた現場は、日本のものづくりの強さと
もいえる。
だが、グローバル化によってマニュアルによる明文化や契約の厳格化が求
められる今の時代、あらゆる業務は「あ・うんの呼吸」では通用しなくな
っている。「スバルの経営が、グローバルを目指す上でまだまだ実力に追
いついていないと認識した」と、吉永社長はうなだれる。
裾野の広い製造業においては、経営が現場のすべてを把握しきれないこと
も問題だ。大崎執行役員は、今後スバル内のすべての業務規定に、同様の
問題がないかを洗い出していくという。膨大な数の規定を洗い出すには時
間が必要だが、信頼回復に努める狙いだ。
スバルの連結売上高のうち、国内は2割のため、ここ5年間好調な業績への
影響は相対的に少ない。だが、吉永社長は「ブランドの毀損を本当に心配
している」と危機感を募らせる。ブランドの骨格に据える安心と安全に対
する信頼が失墜すれば大きな命取りになりかねない。スバルがグローバル
企業として次のステップに上がれるかは、今後の対応にかかっている。 スバル無資格検査、不正の認識なく 社内ルールを逸脱@(日経)
2017年10月27日 23時47分30秒
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22833690X21C17A0EA2000/
SUBARU(スバル)は27日、資格を持たない従業員が完成車を検査していた
と発表した。社内で決めた検査の手順に従っていたが、その運用自体が法
令に基づく社内のルールを外れていた構図だ。きちんと検査しているとの
思い込みが、人気車種を次々に発表し、好調な国内販売が続くスバルを大
規模リコールに追い込んだ。法令順守に厳しい意識を持って臨むことが改
めて自動車メーカーに求められる。
都内の本社で記者会見した吉永泰之社長は「顧客に安心や安全を価値とし
て提供してきた。不安を感じさせるのは最もいけない」と述べた。自動ブ
レーキなど安全運転支援システム「アイサイト」で他社に先行し、高い評
価を受けてきたことを踏まえ、経営への悪影響が避けられないとの認識を
示したものだ。
スバルは群馬製作所の本工場と矢島工場で計3つの生産ラインを持つ。主
力の「インプレッサ」や「レヴォーグ」など計10車種を生産し、国内に出
荷している。米国などに輸出する「フォレスター」なども生産している。
30年前になぜ不正が始まったのかは会見で明らかにしなかった。ただスバ
ルは1968年から2000年まで業務提携していた日産自動車から受託した車の
生産が100万台を超え、関係は深かった。
会見で日産との関係から無資格検査につながったのかを問われた大崎篤執
行役員は「精査が必要」と話した。吉永社長は「(日産には)色々教えて
いただいた。その方法を採用したのは当社だ」と述べ、生産の考え方に日
産の手法が影響したことを示唆した。「日産の問題が発覚しなければ何の
疑問も持たずに(これまでの検査を)続けていただろう」とも発言した。 新車検査の手法見直し 国交相「検討したい」(産経)
2017.11.1 12:04
http://www.sankei.com/economy/news/171101/ecn1711010032-n1.html
石井啓一国土交通相は1日の閣議後の記者会見で、新車の無資格検査の
再発防止に向けて「国交省のチェックの在り方に見直すべき点がないか
検討したい」と表明した。無資格検査が判明したSUBARU(スバル)の調
査結果や他のメーカーの検査手法を精査しながら見直しを検討するという。
スバルに対して10月30日に実施した立ち入り検査は31日まで続けたこと
も明らかにした。スバルからの報告内容に問題がないと確認したという。 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」@(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
日産自動車に続き、新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)。吉永泰之
社長は冒頭、問題の概要の説明を終えると、「すべてのご質問にお答えしたい」
と表明、一問一答が始まった。
−一番の問題は。今後どこを変えていく必要があるのか
吉永氏「ハードルを高くし過ぎた面があるが、そうはいっても完成検査員では
ない人がやっていたんでしょと言われればその通りだ。30年以上、『これがま
ずい』という認識がないままやってきた。根っこから見直し、今の時代に一番
ふさわしい方法を考えたい」
−−リコールを予定されているものはOEM(供給を含めて何車種・何台になるか。
30年間もなぜ気づかなかったのか
大崎篤・品質保証本部長「私どもは群馬県内に3つの生産ラインを持っている。
そこで生産されるすべて、すべての車種が対象になる。25.5万台程度になる。
OEMで供給しているトヨタの『ハチロク』も含まれる」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」A(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−日産の問題が発覚した後も、現場では検査を続けていたのか。経営トップ
の責任は
大崎氏「経緯を説明したい。国交省から調査の依頼きたのが9月29日金曜の深夜。
調査を開始したのは10月2日月曜だ。3日に疑義があることをつかみ、その時点
で完成検査員でない人が業務に当たることは停止した」
吉永氏「トップとして責任を非常に強く感じている。ずっといい会社にしたい
と思ってやって来たが、当社としての実力がついてないんだなということを改
めて強く感じている」
−−発表が今日になった理由は
吉永氏「日産の報道を受けて、私どものやっていることがどういう位置づけに
なるのか、国交省に確認させていただき時間がかかった」
−−無資格で検査を行っていた人は過去に“瞬間最大風速”では何人いたのか
大崎氏「過去4年ほどさかのぼって調べたが、最大で17人、月平均8人。人が足
りずにこういう運用をしていたわけではない」
−−吉永社長は25日、東京モーターショーの会場で「うちの現場はしっかりや
っている」と発言した。3日の段階で把握していたのに、どういう意図か
吉永氏「私が初めてこの件を聞いたのは10月11日午後5時15分。それまでは報
告はなかった。解釈の部分が大きいと思い、国交省に相談した。隠す気持ちは
なかった」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」B(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−消費者へのメッセージは。リコールに伴う関連費用は
吉永氏「特に私どもは近年、安心と楽しさをスバルがご提供する価値としてや
ってきた。ブランドへの影響が心配だ。明日以降、各販売やサービス現場を支
えていかなければならない」
大崎氏「リコール費用はおおむね50億円強かかる」
−−この5年間の生産急拡大、フル稼働によって生産現場でのきちんとした運
用ができなかったのでは
吉永氏「関係ない。たしかに生産は急拡大しているが、資格を取る前の人の人
数は少ない。ひずみが出ているわけではない」
−−ブランドの再構築に必要なものは
吉永氏「5月の決算発表会見で、『実力を上げていかないといけない』と言った。
まさか今日のようなことでご迷惑おかけすると思わなかった。会社の成長に、
全体の力がまだ追いついていないところがある。私としては、無理やり販売台
数を伸ばそうという経営はしていない。足元を見つめ直して企業としての実力
を高めるしかない」
−−OEM供給先のトヨタにはどのように伝えたか
大崎氏「われわれのやってきたことがまずいということが今週になってはっき
りし、トヨタに一報を入れた。場合によってはトヨタ車もリコール対象になる
と直接話した」
吉永氏「トヨタとの関係は非常に重要だ。基盤となる技術、ハイブリッドなど、
教えていただかないといけない関係だ。信頼していただけるようにきちんとや
っていきたい。ご理解はいただいていると思う」 【SUBARU社長会見詳報(3)】
吉永泰之社長「安全と言っても、安全でないと言ってもおかしい」@(産経)
2017年10月28日 00:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1710280004.html
新車の無資格検査問題でSUBARU(スバル)の吉永泰之社長らに報道関係者や
アナリストの質問は続く。質疑により、完成検査をめぐる国の制度の曖昧さ
と、スバルがそれに十分に対応できなかったことが浮き彫りにされていく。
−−100%の知識を身につけているのであれば代行押印ではなく、資格を与えれ
ばいいのではないか
大崎篤・品質保証本部長「登用すればいいという話は社内でもある。推測に
なるが、国家資格に準じる資格に実務経験を積ませることが重要視されてい
た時期があって、100%習熟を確認して1人で作業できるようになってもそこ
ではあえて、重きを置いたのではないか」
−−審査のプロセスについて、試験をやって資格を与えてから訓練やってもよ
かったのではないか。
大崎氏「確かにきちんとした業務ができると認定した時点で正規検査員に登
用すべきというのは、そういうやり方もあると思った。ここについては、し
っかりと体系を整備していく中でどういう形がいいのか見直していきたい」
−−責任の所在はどこにあるのか
吉永氏「会社の中で起きたことは最終的には社長の責任だ。ただ、逃げるわ
けではないが、本件の内容からいうと、群馬製作所での完成検査のプロセス
管理の問題だと思っている。そこを直さないといけない。古いやり方を守り
続けてしまった」
−−不適切な完成検査がされた車は安全であると思うか。
吉永氏「その不適切なところを直さないといけない」 こういうことかな?
10月3日 事態を把握
10月11日 吉永社長へ報告
裏で国交省に見逃してくれと相談
10月25日 吉永社長がTMSで日産バッシング「うちの現場はしっかりやっている」
10月27日 吉永社長、実はうちもやってたサーセン 【SUBARU社長会見詳報(3)】
吉永泰之社長「安全と言っても、安全でないと言ってもおかしい」A(産経)
2017年10月28日 00:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1710280004.html
−−車自体は安全なのか
吉永氏「大事なお話で、プロセスに問題があったからリコールという措置に
なる。安全性に問題はありませんとこの場で申し上げたらリコールが必要な
いことになる。私どもは正しいと思ってやっていたこととはいえ、この場で、
私が安全といったらおかしくなるし、安全でないと言ったらもっとおかしく
なる。そう理解していただきたい」
−−違う人のはんこを使うのは偽装と思うか
吉永氏「組織代行の範疇ではないか」
−−国土交通省は監査で有資格者がやっているかを確認してきたと思うが、実
際は別の方がやっていた。そこに後ろめたさはなかったのか
大崎氏「国交省から特に強くお叱りを受けているのは、透明性が低すぎて監
査をしても分からないということ。それはまずいので透明性を高めることが
大事だと思う」
−−安全とも安全でないとも言えない状態はどこかで解消されるのか
吉永氏「月曜になると思うが、最終的にはこうすれば安全だというのはリコ
ールを実施することで私どもの車は安全ですというのが筋かなと思っている」
−−販売面での影響はどの程度懸念しているか。経営への影響は
吉永氏「販売への影響は非常に心配している。明日からおそらくセールスマ
ンがお答えしないといけなくなるので、非常に心配している。収益的には米
国の比率高い。ブランドの毀損を心配している」
吉永氏の宣言通り、すべての質問に答えた。会見が終わったのは午後7時19分。
2時間19分の長い会見だった。 スバル 矢島工場「感謝祭」中止に 無資格検査問題受け(毎日)
2017年11月2日 11時07分
https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00e/040/263000c
スバル群馬製作所は、社内の完成車検査業務を無資格者に従事させていた
問題を受けて、群馬県太田市の矢島工場で5日に予定していた「感謝祭」
を中止する。
感謝祭は、工場を地域住民に公開し、子どもたちに自動車製造工程の一部
を体験してもらう「キッズメカニック」や社内サークルの模擬店などが人
気を集めていた。 愚直なメーカーのスバルで常態化…無資格検査30年のなぜ(日刊ゲンダイDIGITAL)
2017年11月02日 09時26分
https://news.nifty.com/article/economy/business/12136-424411/
「テストドライバーではなく、開発、研究者の運転スキルを向上させる研修も
ある。スバルは愚直なほどまじめなメーカーなんですけどねえ」と、自動車メ
ーカー関係者はため息をつく。
スバルは30日、完成検査の実施状況に関する社内調査結果を国交省に提出。30
年以上前から無資格の従業員が従事していたという。無資格検査が常態化して
いたことだけは間違いない。
国交省は完成検査の検査員について、「あらかじめ指名された者」と通達。ス
バルでは、知識と技能を持つと認定された従業員に2〜6カ月の現場経験を積
ませた上で、筆記試験合格後に検査員として登用する仕組みがある。5年、10年
の現場経験というのならまだしも、素人目には“有資格者”になるのにそれほ
ど高いハードルがあるとも思えない。
それなのに、スバルではお上のお達しに反する完成検査が続いていた。検査員
が、無資格の従業員にハンコを貸して押印させるような偽装行為もあったという。
ベテラン自動車ジャーナリストは「スバルをかばうわけではありませんが……」
と前置きして、こう続ける。
「そもそも日本の自動車メーカーは品質検査のレベルが高い。機械だけに頼ら
ず、最後は“職人”の目で見るという日本的なこだわりもあります。それに無
資格といってもズブの素人というわけではない。医者に例えれば専門医の代わ
りに研修医が見たといったところでしょうか。途中のチェックがしっかりして
いるから、後進を育てる意味でも、むしろ“簡単”な完成検査は研修医に任せ
ても大丈夫。そんな甘い気持ちがあったことは否めませんが、嘘をついている
という認識はなかったように思いますね」
スバルでは来週半ばをめどに、過去3年以内に製造された12車種、計約25万
5000台をリコールする。費用は50億円強を見込むという。連結売上高3兆円
企業にとっては微々たる額だろうが、信用はプライスレス。
前出の自動車メーカー関係者は「スバルは玉にきずだから余計に目立つ。情
けないというか、もったいない」。この嘆きをスバルの社員がどう受け止め
るか、だ。 スバル無資格検査、不正の認識なく 社内ルールを逸脱@(日経)
2017年10月27日 23時47分30秒
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22833690X21C17A0EA2000/
SUBARU(スバル)は27日、資格を持たない従業員が完成車を検査していた
と発表した。社内で決めた検査の手順に従っていたが、その運用自体が法
令に基づく社内のルールを外れていた構図だ。きちんと検査しているとの
思い込みが、人気車種を次々に発表し、好調な国内販売が続くスバルを大
規模リコールに追い込んだ。法令順守に厳しい意識を持って臨むことが改
めて自動車メーカーに求められる。
都内の本社で記者会見した吉永泰之社長は「顧客に安心や安全を価値とし
て提供してきた。不安を感じさせるのは最もいけない」と述べた。自動ブ
レーキなど安全運転支援システム「アイサイト」で他社に先行し、高い評
価を受けてきたことを踏まえ、経営への悪影響が避けられないとの認識を
示したものだ。
スバルは群馬製作所の本工場と矢島工場で計3つの生産ラインを持つ。主
力の「インプレッサ」や「レヴォーグ」など計10車種を生産し、国内に出
荷している。米国などに輸出する「フォレスター」なども生産している。
30年前になぜ不正が始まったのかは会見で明らかにしなかった。ただスバ
ルは1968年から2000年まで業務提携していた日産自動車から受託した車の
生産が100万台を超え、関係は深かった。
会見で日産との関係から無資格検査につながったのかを問われた大崎篤執
行役員は「精査が必要」と話した。吉永社長は「(日産には)色々教えて
いただいた。その方法を採用したのは当社だ」と述べ、生産の考え方に日
産の手法が影響したことを示唆した。「日産の問題が発覚しなければ何の
疑問も持たずに(これまでの検査を)続けていただろう」とも発言した。 スバル無資格検査、不正の認識なく 社内ルールを逸脱A(日経)
2017年10月27日 23時47分30秒
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22833690X21C17A0EA2000/
完成車検査は法令に基づき、社内の資格を取得した従業員が手がける。知
識と技術を身に付けたと認められた候補者が実務訓練を経て、筆記試験に
合格すると完成検査員の資格を取得できる。
しかし長年にわたって筆記試験をパスする前の従業員が検査の工程に携わ
っていた。実務訓練に入る前の時点で上長から検査業務を含む指導を受け
ており、一定の知識と技能を習得していると思い込んでいた。
書類に押す有資格者の判子を無資格の従業員に貸していた。無資格で検査
していた従業員は10月1日時点で4人。吉永社長は「明文化した社内規定
にないことなので監査で指摘されなかった」と説明した。「古いやり方を
守り続けてきた。生産プロセスの管理の問題で、きちんと直さなければい
けない」と話した。
スバルの17年3月期の国内販売は前の期比1割増の約16万台。アイサイト
に人気が集まるだけでなく新型インプレッサが日本カー・オブ・ザ・イヤ
ーを受賞するなど評価の高い車種を次々に投入してきた。直接的な不正の
原因ではないとしながらも吉永社長は「(販売台数に見合う)実力が付い
ていない。(高稼働で)製造現場に高負荷になっている」と述べた。
既に無資格者を検査工程から外しているため、日産のように出荷停止はし
ない方針で業績に与える影響は限定的になるもようだ。イメージの悪化で
顧客離れが起きブランド力の毀損が深刻になる可能性はある。
スバルや日産では、不正検査に起因する車両トラブルは表面化していない。
リコールも極めて異例なものだ。今回はいわば顧客の心理的な不安を払拭
するために多額の費用をかけて実施する。法令や対外的な約束を積極的に
守る取り組みが求められている。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)@
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
10月27日、スバルは記者会見を開き、群馬製作所で、無資格の検査員による
不正な完成検査が行われていたことを発表した。無資格検査は30年以上も前
から常態化。吉永泰之社長は2時間20分にも及んだ会見で、反省の言葉を繰り
返した。
10月30日に国土交通省に社内調査結果を報告するとともに、25万5000台を対
象にリコールを届け出ることにしている。トヨタ自動車にOEMで供給をして
いる人気スポーツカー「86」も含まれる。運転支援システム「アイサイト」
に代表されるように、安心や安全を消費者に強く訴求してきたスバルだが、
クルマづくりの基本ができていなかった。
「まずいという認識がないまま」30年以上
スバルで行われていた無資格検査とはどのようなものか。同社が国交省へ届
け出ていた規定は「社内試験に合格した完成検査員が完成検査を行う」とい
うものだ。
だが、実際には、完成検査員の資格を取るために研修中の従業員も検査を行
っていた。検査の運用を定めた業務規定では、「監督者の監視下では、知識
と技能を100%身につけたと判断された従業員であれば、完成検査の業務に
従事できる」と定めていたからだ。国に届け出た規定と社内の規定が矛盾す
る状態は30年以上まかり通っていた。
同社は無資格検査の原因としての人員不足を否定する。吉永社長は「完成検
査は非常に重要な行為だが、社内ではこれでまずいという認識がないまま、
過ぎてしまった」と話す。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)A
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
今回の問題で深刻なのは、「代行押印」が行われていたことだ。公文書偽造
にも繋がりかねない。国交省からも「ルールが明文化されていないので、良
いのか悪いのか判断できない。透明性が低すぎる」と厳しい指摘を受けてい
るという。
品質保証本部長を務める大崎篤執行役員は「現場で、人のはんこを使うのは
おかしい、と思っても、上長に「おかしい」と言える雰囲気ではない」と認
めた。吉永社長も改めて「偽装をしたというつもりはない。組織代行の範疇
だと思うが、人のはんこを代わりに使うのは、確かに違和感がある」と述べる。
 
9月29日深夜、国交省は各メーカーに対し、完成検査に関する調査を求める
通達を行った。スバルの完成検査のプロセスに「疑義」があることを認識し
たのは、週明けの10月3日。すぐ、無資格の従業員による完成検査は打ち切
り、国交省に法令解釈についての問い合わせを始めていた。
吉永社長がこの事実を知ったのは、10月11日。しかし翌12日には社内調査
の状況について記者から問われた際、「今のところ問題ない」と発言して
いた。事実を発表したのは、その2週間以上先の27日。遅すぎるタイミング
だ。これについて吉永社長は「隠そうとしたつもりはない。30日までに答
えを出せばよいと思っていた」と釈明した。 品質高いのだったらええやんか
それが原因で事故とか起きてたら問題だけど 型式認証のペナルティ課すべき、1年間は新車登録を陸運局持込車検にするとか >>681
それ閣議決定して、法案成立してからトヨタの元期間工からタレこみがあると
面白いことになるね。 >>680
品質低いし、問題起きまくりだろが
そもそも不正が多すぎるこの犯罪企業は スバル検査不正、吉永社長「完成検査員のハードル高すぎた」@
(日経テクノロジーオンライン) 2017/10/31 05:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/103000209/?rt=nocnt
スバルが国土交通省に提出している完成検査要領では「完成検査員が完成
検査を行うこと」とある。一方、業務規程では「完成検査員の登用に当た
っては、現場経験の期間が必要」としている。つまり、完成検査員として
登用する前に現場経験を義務付けているわけだが、この実現のために完成
検査員以外が完成検査に従事する状況が生まれてしまった。
現場経験を義務付けられた、完成検査員に登用される前の検査員とはどの
ような人か。同社は、「担当検査工程に必要な教育と訓練を受け、完成検
査業務に必要な知識と技能を身に付けたと現場管理者(係長)に認定され、
検査工程に従事するように監督者(班長)に指名された者」とする。この
過程では完成検査員がマンツーマンで指導しており、認定結果は記録簿で
残される。
しかもこれだけではスバルにおいて完成検査員とは呼ばれない。認定され
た後に、一定期間の現場経験を必要とする。この期間は、国家資格の有無
などで異なり、例えば自動車整備士の資格を持っていない場合は6カ月、
同3級は3カ月、同2級は2カ月といった具合だ。現場経験の後、全員が社内
の筆記試験を受け、その合格者が腫れて完成検査員と呼ばれるようになる。
今回、監督者の監視下にあるとはいえ、自社内では完成検査員と呼ばれな
い段階で完成検査に従事していた。前述の完成検査要領に矛盾する。しか
し、完成検査員の質をより高めるために現場経験と筆記試験を課している
ものの、認定後の検査員は「独り立ちできる段階」(同社)という扱いだ
という。この点が、冒頭の「完成検査員のハードルが高すぎた」という吉
岡氏の発言につながったのようだ。 スバル検査不正、吉永社長「完成検査員のハードル高すぎた」A
(日経テクノロジーオンライン) 2017/10/31 05:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/103000209/?rt=nocnt
2017年10月1日時点でスバルにおける完成検査員は245人、登用前で現場経
験を積んでいる最中だった検査員は4人である。過去4年間では、登用前の
検査員は最大17人、平均8人だったという。この人数の比率および、30年
前からこのような運用を続けてきたことから「生産規模の拡大に対応する
ため現場の負荷が増していたのは事実だが、完成検査の運用には関係ない」
(吉岡氏)と明言した。
実は、完成検査員の具体的な条件は自動車メーカーによって異なる。単独
での検査という現場経験がない人を完成検査員としても、そのこと自体に
違法性はない。スバルの場合は従来の運用を全く変えずとも、完成検査要
領か業務規程の内容を変更すれば問題にならなかった可能性は高い。例え
ば、完成検査要領において「認定・指定し、現場経験を積ませている段階
の検査員も完成検査員とする」と定義したり、業務規程において「完成検
査員に登用した直後は、監督者の監視下で一定期間従事し、筆記試験に合
格すること」と記載したりすることが考えられる。
もちろん、完成検査員の印章を貸与して代行押印させるといった運用は規
定の内容に関わらず認められるものではない。「最終検査が重要な仕事だ
という意識付け」(同社)を代行押印の理由だったと同社は説明したが、
自分の名前の印章を使用した方が責任感を持てたはずだ。
問題は、完成検査員に向けた認定から登用までの運用が明文化されていな
かったことだ。代行押印についても規定に盛り込まれていたわけではない。
年に1回の監査を行う国土交通省からも「『監査をしても、透明性が低す
ぎて分からない』と強く叱られた」(吉永氏)という。完成検査はもちろ
ん他の工程も含め、現場の運用と規定が一致するように両者を体系的に見
直していく必要がありそうだ。 スバル検査不正、吉永社長「完成検査員のハードル高すぎた」A
(日経テクノロジーオンライン) 2017/10/31 05:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/103000209/?rt=nocnt
2017年10月1日時点でスバルにおける完成検査員は245人、登用前で現場経
験を積んでいる最中だった検査員は4人である。過去4年間では、登用前の
検査員は最大17人、平均8人だったという。この人数の比率および、30年
前からこのような運用を続けてきたことから「生産規模の拡大に対応する
ため現場の負荷が増していたのは事実だが、完成検査の運用には関係ない」
(吉岡氏)と明言した。
実は、完成検査員の具体的な条件は自動車メーカーによって異なる。単独
での検査という現場経験がない人を完成検査員としても、そのこと自体に
違法性はない。スバルの場合は従来の運用を全く変えずとも、完成検査要
領か業務規程の内容を変更すれば問題にならなかった可能性は高い。例え
ば、完成検査要領において「認定・指定し、現場経験を積ませている段階
の検査員も完成検査員とする」と定義したり、業務規程において「完成検
査員に登用した直後は、監督者の監視下で一定期間従事し、筆記試験に合
格すること」と記載したりすることが考えられる。
もちろん、完成検査員の印章を貸与して代行押印させるといった運用は規
定の内容に関わらず認められるものではない。「最終検査が重要な仕事だ
という意識付け」(同社)を代行押印の理由だったと同社は説明したが、
自分の名前の印章を使用した方が責任感を持てたはずだ。
問題は、完成検査員に向けた認定から登用までの運用が明文化されていな
かったことだ。代行押印についても規定に盛り込まれていたわけではない。
年に1回の監査を行う国土交通省からも「『監査をしても、透明性が低す
ぎて分からない』と強く叱られた」(吉永氏)という。完成検査はもちろ
ん他の工程も含め、現場の運用と規定が一致するように両者を体系的に見
直していく必要がありそうだ。 スバル検査不正、吉永社長「完成検査員のハードル高すぎた」B
(日経テクノロジーオンライン) 2017/10/31 05:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/103000209/?rt=nocnt
国土交通省から調査するようにという通達をスバルが受けたのは2017年9月
29日金曜日の深夜だったという。週明けの10月2日から全ての生産ラインに
ついて調査を開始し、10月3日に「疑義を把握した」。その場で完成検査員
以外による完成検査を停止。吉永社長に報告が上がったのは10月11日夕方
である。
国土交通省からは1カ月をめどに調査結果を報告するようにと通達もあり、
「今朝(10月27日)の報道までは、状況を見守るつもりだった」(吉永氏)
。「10月5日以降、スバルの最終検査の実態がどのような位置づけになるの
かを国土交通省に相談した」(同社執行役員品質保証本部長の大崎篤氏)。
法規違反になるのかなど、「解釈による部分もあるため、(精査に)30日
までかけようと思っていた。決して隠そうとしていたわけではない」(吉
永氏)。しかし、最終的には同社の最終検査に不適切な部分があるという
判断になった。
スバルは2017年10月30日朝、国土交通省に社内調査結果を報告した。翌週
半ばにはリコールを届け出る予定だ。同社群馬製作所の本工場1ラインと
矢島工場2ラインで過去3年間に生産した車両のうち、完成検査員に登用前
の検査員が従事した25万5000台が対象となる。リコール費用は約50億円に
なる見込みだ。 愚直なメーカーのスバルで常態化…無資格検査30年のなぜ(日刊ゲンダイDIGITAL)
2017年11月02日 09時26分
https://news.nifty.com/article/economy/business/12136-424411/
「テストドライバーではなく、開発、研究者の運転スキルを向上させる研修も
ある。スバルは愚直なほどまじめなメーカーなんですけどねえ」と、自動車メ
ーカー関係者はため息をつく。
スバルは30日、完成検査の実施状況に関する社内調査結果を国交省に提出。30
年以上前から無資格の従業員が従事していたという。無資格検査が常態化して
いたことだけは間違いない。
国交省は完成検査の検査員について、「あらかじめ指名された者」と通達。ス
バルでは、知識と技能を持つと認定された従業員に2〜6カ月の現場経験を積
ませた上で、筆記試験合格後に検査員として登用する仕組みがある。5年、10年
の現場経験というのならまだしも、素人目には“有資格者”になるのにそれほ
ど高いハードルがあるとも思えない。
それなのに、スバルではお上のお達しに反する完成検査が続いていた。検査員
が、無資格の従業員にハンコを貸して押印させるような偽装行為もあったという。
ベテラン自動車ジャーナリストは「スバルをかばうわけではありませんが……」
と前置きして、こう続ける。
「そもそも日本の自動車メーカーは品質検査のレベルが高い。機械だけに頼ら
ず、最後は“職人”の目で見るという日本的なこだわりもあります。それに無
資格といってもズブの素人というわけではない。医者に例えれば専門医の代わ
りに研修医が見たといったところでしょうか。途中のチェックがしっかりして
いるから、後進を育てる意味でも、むしろ“簡単”な完成検査は研修医に任せ
ても大丈夫。そんな甘い気持ちがあったことは否めませんが、嘘をついている
という認識はなかったように思いますね」
スバルでは来週半ばをめどに、過去3年以内に製造された12車種、計約25万
5000台をリコールする。費用は50億円強を見込むという。連結売上高3兆円
企業にとっては微々たる額だろうが、信用はプライスレス。
前出の自動車メーカー関係者は「スバルは玉にきずだから余計に目立つ。情
けないというか、もったいない」。この嘆きをスバルの社員がどう受け止め
るか、だ。 「鉛事件」の3代目レオーネの頃からやってたのか?! 国内向けに追加で検査してるのか
面白いことしてるんだな 同じラインで流れている輸出用は資格関係なしで、
それで顧客満足度や複数のコンシューマ向け品質調査会社のスコアは日本車が常に上位にいるからな。
正直関係ないだろ。 JNCAPで最高得点は無資格でも取れるということw スバルは衝突安全性低いから歩行者用エアバッグ()とかでごまかしてるからな
ユーロCAPやIIHSではスバルは日本車の平均以下のゴミ 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 >>695
アメリカの衝突試験でスバルは
オフセット衝突で運転席は合格したけど
抜き打ちで助手席やったら最低評価だったよなwww 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回の日産と
スバルの国内工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかB
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
スバルのケースは、日産とは少し背景が異なるものとも言えよう。27
日の夕刻に緊急会見を行った吉永泰之社長は、沈痛な表情を浮かべな
がらコンプライアンス違反を陳謝しつつ「状況をよく理解してもらい
たい」と誠実な質疑に終始した。
「事実をきちんと説明したい」と言う吉永社長によると、スバルの場
合は工場の完成検査員登用制度が長らく厳しい社内認定を続けたこと
で、認定前ながら、最終的に資格の取れる知識や技能が認められた従
業員も完成検査ラインに入っていたとのことだ。
「生産現場の運用面で悪意なくやり続けてきたこととはいえ、ルール
違反であり、会社の成長に全体の力が付いていなかった。足元を見つ
め直して実力を高めるしかない」とし、25万台強のリコール届出も明
らかにした。
とはいえ、スバルは、いずれにしても「ルール違反」であることは間
違いない。
コーポレート・ガバナンスの「基本原理」であるコンプライアンスを
守れなかったことは明らかな事実で、ブランド力の低下は否めない。
経営サイドと生産現場とのコミュニケーションに問題があったのか、
グローバル経営を重視する中で、縮小する日本国内市場を軽視し、国
内向け出荷の現場にしわ寄せが来ていたのか、こうした問題について
もきちんと追求すべきであろう。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかC
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
国交省による完成検査の制度設計のあり方も問われる。
現在の日本国内の工場において、最終完成検査でひっかかる車両はま
ずないのではないだろうか。そもそも必要な検査なのか――。
確かに、無資格者による完成検査は、国交省の通達違反であるが、こ
の無資格完成検査を通った車両が安全面等の品質に問題があり危険と
いう見方は誤解である。
むしろ国交省も、制度設計を見直すことも必要なのではないか。何し
ろ、日本国内市場向け車両だけがこの完成検査の対象であり、輸出向
けは対象外だ。出荷後に輸出先のルールに基づく検査となっているの
だから。
今回のスバルの国内工場の無資格完成検査問題は、これにより出荷車
両が品質・安全性の欠如したものと、短絡的に決めつけるべきもので
はない。生産ラインの「最終完成検査そのもの」は、手順通りに行わ
れていたのである。
むしろ、生産現場と経営サイドのギャップが大きくなり「現場任せ」。
あるいは「現場が見えない状況にあった」ことが問題だ。そこにガバ
ナンスが効いていなかったし、コンプライアンスが欠けていたという
ことだ。
スバルはカーオブザイヤーの選考を辞退するなど、少なからずブラン
ド力低下への影響は大きい。今後、どう打開していくか。 【SUBARU社長会見詳報(1)】吉永泰之社長「事実をきちんと説明したい」
2017.10.27 23:35
http://www.sankei.com/economy/news/171027/ecn1710270064-n1.html
SUBARU(スバル)が群馬県内の工場で、社内で認定する資格を持たない従業員
に新車の集荷前の完成車検査をさせていた問題が発覚した。30年以上前から続
けられたという。日産自動車に続き、スバルでも検査ルールが守られていなか
ったことで、日本の自動車業界の品質監理体制のあり方に厳しい視線が注がれ
そうだ。
スバルの吉永泰之社長は27日夕、東京都内の本社で記者会見を開き、社内調査
結果の内容などを説明した。会見場には、多くの報道陣が詰めかけた。開始時
刻の午後5時、会見場前方の扉が開き、吉永氏と大崎篤品質保証本部長の2人が
姿を現した。
「このたびは当社製の自動車の完成検査について多大なご迷惑とご心配をおか
けしています。本当に申し訳ございませんでした。心からおわび申し上げます」
会見の冒頭、吉永氏はこう述べ、大崎氏とともに頭を下げた。数秒間、カメラ
のストロボの光を浴びた後、2人は着席した。
吉永氏は「事実をきちんとご説明したい」と述べ、A4版1枚の資料に沿って、
問題の経緯や今後の対応について説明を始めた。
説明によると、同社では従業員を完成検査員に登用する際、まずは完成検査員
とマンツーマンで検査工程に入り、実地訓練を受ける。十分な知識や技能を身
につけたと認められると「独り立ち」し、実質単独で検査を行い、完成検査員
の印鑑を借りて書類に押印していた。今月1日現在で、完成検査員は245人で、
認定前であるにも関わらず検査を行っていた人は4人いた。
同社は30日に国土交通省にリコールを届け出る。リコールの対象は「レガシィ
」「インプレッサ」「フォレスター」「XV」など全車種、計約25万台に上る見
通しだ。 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」@(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
日産自動車に続き、新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)。吉永泰之
社長は冒頭、問題の概要の説明を終えると、「すべてのご質問にお答えしたい」
と表明、一問一答が始まった。
−一番の問題は。今後どこを変えていく必要があるのか
吉永氏「ハードルを高くし過ぎた面があるが、そうはいっても完成検査員では
ない人がやっていたんでしょと言われればその通りだ。30年以上、『これがま
ずい』という認識がないままやってきた。根っこから見直し、今の時代に一番
ふさわしい方法を考えたい」
−−リコールを予定されているものはOEM(供給を含めて何車種・何台になるか。
30年間もなぜ気づかなかったのか
大崎篤・品質保証本部長「私どもは群馬県内に3つの生産ラインを持っている。
そこで生産されるすべて、すべての車種が対象になる。25.5万台程度になる。
OEMで供給しているトヨタの『ハチロク』も含まれる」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」A(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−日産の問題が発覚した後も、現場では検査を続けていたのか。経営トップ
の責任は
大崎氏「経緯を説明したい。国交省から調査の依頼きたのが9月29日金曜の深夜。
調査を開始したのは10月2日月曜だ。3日に疑義があることをつかみ、その時点
で完成検査員でない人が業務に当たることは停止した」
吉永氏「トップとして責任を非常に強く感じている。ずっといい会社にしたい
と思ってやって来たが、当社としての実力がついてないんだなということを改
めて強く感じている」
−−発表が今日になった理由は
吉永氏「日産の報道を受けて、私どものやっていることがどういう位置づけに
なるのか、国交省に確認させていただき時間がかかった」
−−無資格で検査を行っていた人は過去に“瞬間最大風速”では何人いたのか
大崎氏「過去4年ほどさかのぼって調べたが、最大で17人、月平均8人。人が足
りずにこういう運用をしていたわけではない」
−−吉永社長は25日、東京モーターショーの会場で「うちの現場はしっかりや
っている」と発言した。3日の段階で把握していたのに、どういう意図か
吉永氏「私が初めてこの件を聞いたのは10月11日午後5時15分。それまでは報
告はなかった。解釈の部分が大きいと思い、国交省に相談した。隠す気持ちは
なかった」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」B(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−消費者へのメッセージは。リコールに伴う関連費用は
吉永氏「特に私どもは近年、安心と楽しさをスバルがご提供する価値としてや
ってきた。ブランドへの影響が心配だ。明日以降、各販売やサービス現場を支
えていかなければならない」
大崎氏「リコール費用はおおむね50億円強かかる」
−−この5年間の生産急拡大、フル稼働によって生産現場でのきちんとした運
用ができなかったのでは
吉永氏「関係ない。たしかに生産は急拡大しているが、資格を取る前の人の人
数は少ない。ひずみが出ているわけではない」
−−ブランドの再構築に必要なものは
吉永氏「5月の決算発表会見で、『実力を上げていかないといけない』と言った。
まさか今日のようなことでご迷惑おかけすると思わなかった。会社の成長に、
全体の力がまだ追いついていないところがある。私としては、無理やり販売台
数を伸ばそうという経営はしていない。足元を見つめ直して企業としての実力
を高めるしかない」
−−OEM供給先のトヨタにはどのように伝えたか
大崎氏「われわれのやってきたことがまずいということが今週になってはっき
りし、トヨタに一報を入れた。場合によってはトヨタ車もリコール対象になる
と直接話した」
吉永氏「トヨタとの関係は非常に重要だ。基盤となる技術、ハイブリッドなど、
教えていただかないといけない関係だ。信頼していただけるようにきちんとや
っていきたい。ご理解はいただいていると思う」 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)@
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
10月27日、スバルは記者会見を開き、群馬製作所で、無資格の検査員による
不正な完成検査が行われていたことを発表した。無資格検査は30年以上も前
から常態化。吉永泰之社長は2時間20分にも及んだ会見で、反省の言葉を繰り
返した。
10月30日に国土交通省に社内調査結果を報告するとともに、25万5000台を対
象にリコールを届け出ることにしている。トヨタ自動車にOEMで供給をして
いる人気スポーツカー「86」も含まれる。運転支援システム「アイサイト」
に代表されるように、安心や安全を消費者に強く訴求してきたスバルだが、
クルマづくりの基本ができていなかった。
「まずいという認識がないまま」30年以上
スバルで行われていた無資格検査とはどのようなものか。同社が国交省へ届
け出ていた規定は「社内試験に合格した完成検査員が完成検査を行う」とい
うものだ。
だが、実際には、完成検査員の資格を取るために研修中の従業員も検査を行
っていた。検査の運用を定めた業務規定では、「監督者の監視下では、知識
と技能を100%身につけたと判断された従業員であれば、完成検査の業務に
従事できる」と定めていたからだ。国に届け出た規定と社内の規定が矛盾す
る状態は30年以上まかり通っていた。
同社は無資格検査の原因としての人員不足を否定する。吉永社長は「完成検
査は非常に重要な行為だが、社内ではこれでまずいという認識がないまま、
過ぎてしまった」と話す。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)A
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
今回の問題で深刻なのは、「代行押印」が行われていたことだ。公文書偽造
にも繋がりかねない。国交省からも「ルールが明文化されていないので、良
いのか悪いのか判断できない。透明性が低すぎる」と厳しい指摘を受けてい
るという。
品質保証本部長を務める大崎篤執行役員は「現場で、人のはんこを使うのは
おかしい、と思っても、上長に「おかしい」と言える雰囲気ではない」と認
めた。吉永社長も改めて「偽装をしたというつもりはない。組織代行の範疇
だと思うが、人のはんこを代わりに使うのは、確かに違和感がある」と述べる。
 
9月29日深夜、国交省は各メーカーに対し、完成検査に関する調査を求める
通達を行った。スバルの完成検査のプロセスに「疑義」があることを認識し
たのは、週明けの10月3日。すぐ、無資格の従業員による完成検査は打ち切
り、国交省に法令解釈についての問い合わせを始めていた。
吉永社長がこの事実を知ったのは、10月11日。しかし翌12日には社内調査
の状況について記者から問われた際、「今のところ問題ない」と発言して
いた。事実を発表したのは、その2週間以上先の27日。遅すぎるタイミング
だ。これについて吉永社長は「隠そうとしたつもりはない。30日までに答
えを出せばよいと思っていた」と釈明した。 スバルでも無資格検査、30年以上常態化の謎
安心・安全が看板のメーカーで何が起きたか(東洋経済オンライン)B
2017年10月28日
http://toyokeizai.net/articles/-/195156
なぜ無資格検査が起きたのか。それは、生産現場のルールが形骸化してい
たことに起因する。知識や技術を継承する中で明文化されない「暗黙知」
や「すり合わせ」によって回っていた現場は、日本のものづくりの強さと
もいえる。
だが、グローバル化によってマニュアルによる明文化や契約の厳格化が求
められる今の時代、あらゆる業務は「あ・うんの呼吸」では通用しなくな
っている。「スバルの経営が、グローバルを目指す上でまだまだ実力に追
いついていないと認識した」と、吉永社長はうなだれる。
裾野の広い製造業においては、経営が現場のすべてを把握しきれないこと
も問題だ。大崎執行役員は、今後スバル内のすべての業務規定に、同様の
問題がないかを洗い出していくという。膨大な数の規定を洗い出すには時
間が必要だが、信頼回復に努める狙いだ。
スバルの連結売上高のうち、国内は2割のため、ここ5年間好調な業績への
影響は相対的に少ない。だが、吉永社長は「ブランドの毀損を本当に心配
している」と危機感を募らせる。ブランドの骨格に据える安心と安全に対
する信頼が失墜すれば大きな命取りになりかねない。スバルがグローバル
企業として次のステップに上がれるかは、今後の対応にかかっている。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回の日産と
スバルの国内工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回の日産と
スバルの国内工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない >>714
全メーカーが陸運持ち込みだと陸運と車載車ドライバーが死ねる >>716
さすがに型式指定のための約束守らん嘘つきメーカだけだろwww
検査が信用できないメーカには第三者の監査を入れる
今まで守ったところまで疑わなくていいわ 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回の日産と
スバルの国内工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない でもメクラ判子押しといてってどこでもあるんじゃ無いの? 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかB
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
スバルのケースは、日産とは少し背景が異なるものとも言えよう。27
日の夕刻に緊急会見を行った吉永泰之社長は、沈痛な表情を浮かべな
がらコンプライアンス違反を陳謝しつつ「状況をよく理解してもらい
たい」と誠実な質疑に終始した。
「事実をきちんと説明したい」と言う吉永社長によると、スバルの場
合は工場の完成検査員登用制度が長らく厳しい社内認定を続けたこと
で、認定前ながら、最終的に資格の取れる知識や技能が認められた従
業員も完成検査ラインに入っていたとのことだ。
「生産現場の運用面で悪意なくやり続けてきたこととはいえ、ルール
違反であり、会社の成長に全体の力が付いていなかった。足元を見つ
め直して実力を高めるしかない」とし、25万台強のリコール届出も明
らかにした。
とはいえ、スバルは、いずれにしても「ルール違反」であることは間
違いない。
コーポレート・ガバナンスの「基本原理」であるコンプライアンスを
守れなかったことは明らかな事実で、ブランド力の低下は否めない。
経営サイドと生産現場とのコミュニケーションに問題があったのか、
グローバル経営を重視する中で、縮小する日本国内市場を軽視し、国
内向け出荷の現場にしわ寄せが来ていたのか、こうした問題について
もきちんと追求すべきであろう。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかC
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
国交省による完成検査の制度設計のあり方も問われる。
現在の日本国内の工場において、最終完成検査でひっかかる車両はま
ずないのではないだろうか。そもそも必要な検査なのか――。
確かに、無資格者による完成検査は、国交省の通達違反であるが、こ
の無資格完成検査を通った車両が安全面等の品質に問題があり危険と
いう見方は誤解である。
むしろ国交省も、制度設計を見直すことも必要なのではないか。何し
ろ、日本国内市場向け車両だけがこの完成検査の対象であり、輸出向
けは対象外だ。出荷後に輸出先のルールに基づく検査となっているの
だから。
今回のスバルの国内工場の無資格完成検査問題は、これにより出荷車
両が品質・安全性の欠如したものと、短絡的に決めつけるべきもので
はない。生産ラインの「最終完成検査そのもの」は、手順通りに行わ
れていたのである。
むしろ、生産現場と経営サイドのギャップが大きくなり「現場任せ」。
あるいは「現場が見えない状況にあった」ことが問題だ。そこにガバ
ナンスが効いていなかったし、コンプライアンスが欠けていたという
ことだ。
スバルはカーオブザイヤーの選考を辞退するなど、少なからずブラン
ド力低下への影響は大きい。今後、どう打開していくか。 SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?@
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
第45回東京モーターショー2017の一般公開日を翌日に控えた10月27日。
株式会社SUBARUは自動車の完成検査に関する社内調査結果についての
記者会見を行いました。
完成検査といえば、日産自動車で検査員の資格がない人が検査業務を
行うという不正が発覚。それを受けて、国土交通省からの通達によっ
てスバルが社内調査を行った結果、完成検査業務を実施するにあたり
不適切な事案を確認。それについての報告を行うというものでした。
スバル車オーナーである筆者は記者であるとともにユーザーの代表と
し記者会見にのぞみました。17時から始まった記者会見はSUBARU 代表
取締役社長である吉永泰之氏と株式会社SUBARU執行役員 品質保証本部
長の大崎篤氏の二人が登壇し、冒頭深々と頭を下げました。
代表取締役社長である吉永泰之氏から今回の不適切な事案についての
説明。そして記者による質疑応答が行われた記者会見は2時間半にわた
り、記者からは「これは偽装」ではないのかという厳しい質問が飛びま
した。
吉永社長の説明によると、リコールの対象となるのはスバルの3つのあ
るラインで製造されたスバル全車種。そして、OEM供給しているトヨタ
86も含まれます。対象となる台数は約25万台。その費用は50億円以上
になると試算されています。 SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?A
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
今回の不適切な事案を簡単に説明するとスバルの社内規定で完成検査
に従事することができる人は担当検査工程に必要な教育と訓練を受け、
完成検査業務に必要な知識と技能を100%身に付けたと現場管理者に認
定され、担当検査工程に従事できるよう監督者に指名された人のみです。
指名に至るまでにはまず技術面をクリアし、その後社内の筆記試験で
100点を取ると一人前の完成検査員となれるのです。今回発覚した不適
切な事案は技術面でクリアしている人が筆記試験を受ける前に完成検査
業務を行っていたということです。
これを自動車の運転に例えると、教習所で技能テストをパスした人が
ペーパーテストを合格する前にクルマを運転してしまったということ
に近いのではないでしょうか。今回の不適切な事案は約30年前から行
われていたといわれており、決して、人員不足によるものではないと
いう説明がなされました。
10月3日にこの疑義が発覚し、それ以降は筆記試験をパスしていない人
を検査業務から外しており、新車登録は続けています。これまで規定と
して明文化されていなかった完成検査に対して、今後透明性を高めて、
将来にわたって誤った運用や解釈が生じないように改めて規定を体系的
に整理し直すと説明されました。
リコールの内容については10月30日に発表される予定です。アイサイト
で先進安全装備の普及を加速させたスバル。管理システムを再構築して、
安心・安全なクルマをユーザーに届けてほしいと思います。 新車検査の手法見直し 国交相「検討したい」(産経)
2017.11.1 12:04
http://www.sankei.com/economy/news/171101/ecn1711010032-n1.html
石井啓一国土交通相は1日の閣議後の記者会見で、新車の無資格検査の
再発防止に向けて「国交省のチェックの在り方に見直すべき点がないか
検討したい」と表明した。無資格検査が判明したSUBARU(スバル)の調
査結果や他のメーカーの検査手法を精査しながら見直しを検討するという。
スバルに対して10月30日に実施した立ち入り検査は31日まで続けたこと
も明らかにした。スバルからの報告内容に問題がないと確認したという。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています