日本の企業や個人が海外に持つ資産が初めて1000兆円を突破したもようだ。この5年で約5割増え、国内総生産(GDP)の2倍に拡大。輸出などで稼いだお金を外国の株式や債券に回し、その稼ぎを海外に再投資する動きも活発だ。所得収支を通じて海外の成長を取り込めるようになる一方、資産価値が海外景気や為替変動の影響を受けやすくなっている。

 財務省の集計では6月末の海外資産残高は990兆円。7月以降、証券投資だ…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22553980R21C17A0EA3000/