外食業界が分煙席を設けない全席禁煙にカジを切り始めた。ハンバーガーチェーンなど限られた大手が取り組んできたが、日本KFCホールディングスやファミレス「デニーズ」も新たに全店で禁煙に踏み切る。顧客のファミリー層、労働力のアルバイト層の多くが喫煙者を嫌っているとみており、取り込みに失敗すれば中期的な成長はできないと判断した。

 外食は禁煙強化に慎重論が根強い。飲食や飲酒と喫煙は親和性が高く、喫煙客の反…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22539010Q7A021C1SHA000/