次の暴落は、こんな過程を踏むと思う。

1.FRBやECBが異次元緩和縮小を決断、金利引き上げの姿勢を強める。
2.先進国の金利が上がり、投資資金が新興国から流出、先進国に流れる。
3.新興国通貨が暴落、株も暴落。
4.他方、先進国の株は、戻ってきた資金に買われて高値更新。
5.「新興国市場パニック!」とか、扇情的な見出しを付けた経済誌が発行されるが、
  先進国株は堅調なので、危機感は薄い。
6.次の決算期、新興国市場で多額の損失を抱えた機関投資家の経営危機が表面化。
7.いよいよ「○○ショック近し」の悪寒が世間を覆う。不安心理の醸成。
8.先進国株の上昇が止まり、鯨幕相場に。
9.その年の秋、ブラックにゃンデー。全世界同時株安。阿鼻叫喚の6か月の始まり。

1.から9.まで、2〜3年は掛かる。
今は、ようやく1.が始まったところだから、当分は大丈夫。
やはり、五輪後が危ない。