男は肩書というか階級にこだわる生き物だから、定年でそれがなくなると
家族以外の他人、とくに近所の人とどう接していいかわからず、どこへ行っても
そのままずーっと孤独に過ごすしかなくなるケースが多いんだと思う

爺さんたちが町内会や管理組合の役員になって、なんかの役職を与えられると
急に生き生きして外にでるようになるのを目のあたりにしたし、中には「会長」
だの「理事長」だの呼ばれるのがとてもうれしいのか、何期も続けようとする
役員もいる(弊害も多いし、まわりが閉口するような人に限って留任したがる)