2017年の今年始めだったか去年だったか、日本のオイルショックの頃からスマートフォン普及までの技術革新が第3の産業革命だったとテレビで放送していた。

AV機器、事務、通信、情報機器の真空管が技術革新で半導体に置き換わり次々小型化され、あらゆる製品に車にまでマイコンが組み込まれていったのが第3の産業革命だったのかと思うと納得している。

第一の産業革命がイギリスで起きた蒸気機関の動力による物流の発達、製鉄所による鉄の大量生産、その他色々な商品の大量生産でイギリスを世界覇権国の大英帝国に躍進させた。

第二の産業革命がアメリカ・ドイツで起きた石油の液体燃料を使う内燃機関の自動車による物流網の発展、航空機の出現、電気のモーター動力による各産業の近代化でアメリカを世界覇権国躍進させ、ドイツにナチスドイツを出現させた。

第三の産業革命が日本・アメリカから始まり、日本から隣接した地域の東アジアに広がって行った。そして第3の産業革命について行けなかったソ連が崩壊した。

第三の産業革命が日本を経済大国に躍進させた要因と言えると思う。

アメリカの工業力の衰退も第三の産業革命に出遅れ日本に躍進を許した結果だった。

日本の躍進の要因は日本人の繊細さと手先の器用さもあると思う。白人は体も指も大きく試作品造りの段階で苦労した可能性もある。

その同じ時期に田中角栄が日本列島改造論で1億総中流社会を実現させたことが大きい。

それでオイルショックを日系企業は、労使一体路線で各々の職場が各々の従業員の中流意識による一体感での仕事の改善への取り組みで色々な技術革新を成し遂げて乗り切った。

そして日本の電機、自動車メーカーは輸出で世界を席巻して行った。アメリカの工業力を劣勢に立たせた。

角栄の行った日本列島改造で地方まで及ぶインフラを整備しながらの所得再配分により購買力をつけた日本国民が、日本人のより進化したスペックがあるものを買い求める嗜好と合わせて家電・自動車の購入が促進されて行った。

これで開発資金をメーカーが回収してまた新たな新商品開発に資金を廻せるより良い循環を生まれて行った。

そして岸信介ら革新官僚が戦時統制経済から編み出した護送船団方式による官僚が統制した市場経済は、過度な競争や独占・寡占を防止し、

各々の企業が技術革新に取り組める環境が整い、電機で言えば下位のシャープやソニー、自動車で言えばホンダ・マツダといった下位メーカーからも面白い新商品が生まれていった。

オイルショックの時からスマートフォン普及前までは半導体やAV機器・IT機器などの技術革新の勃興期・最盛期に当たり、

日系メーカーが以上の理由で技術革新の最適システムをつくり欧米をリードする面が多くあり、それで日系電機、自動車メーカーは世界を席巻して行った。

日本だけで世界から優秀な人材が集まるアメリカと一時は互角に技術革新で競い合った。

アメリカは工業力の劣勢を挽回すべく金融立国とインターネットを普及させた情報サービスのIT革命で乗り切ろうとしたがリーマンショックで国が傾き始めている。

工業力生産力では航空機産業と軍事産業と薬品と政治力で獲得したインテル以外は完全に挽回出来てない。アップルは設計だけで生産を鴻海に委託。クアルコムも台湾・韓国に生産委託している


第四の産業革命とは何だろう?第三の産業革命の延長上で人工知能の進化?今以上に色々な物にLSIが搭載される?それなら第三の産業革命の延長でしかないのでは?

バイオテクノロジーの進化?バイオテクノロジーの進化は遺伝子組み換え食物とか陰謀に使われるので人類にとって本当に良いことだろうか?

今、思うことだが色々なテクノロジーは進化したのに何故戦争を止められないのだろうか?

今、求められるのは第四の産業革命でなく真の世界の政治改革でないだろうか? 日本国に関しては真の独立が必要。

日本の護送船団で守られた金融などの業界を潰して行ったのは竹中工作員だった。