本日の詳細

<12:58> 高値更新、衆院選波乱の予想後退も追い風か

日経平均は2万0770円付近を推移している。後場も堅調地合いが続き、取引時間
中の年初来高値を更新した。9月期決算発表を控えて、業績上振れ期待を織り込む動きと
見られている。
一方、衆議院選挙が10日公示された。読売新聞が7─8日に実施した全国世論調査
によると、衆院比例選の投票先は、自民党32%がトップで、衆院解散直後調査(9月2
8─29日)の34%から微減だった一方、希望の党は13%(前回19%)に下がった

市場では「安倍政権の基盤が揺らぎかねないとの見方が出ていた一時期に比べ、少な
くとも現段階では大きな波乱は見込みにくいとの見方が広がってきている。それが、買い
戻しを促している側面もあるようだ」(ニッセイ・アセットマネジメントの株式ストラテ
ジスト、久保功氏)との声が出ていた。


<11:05> 日経平均は底堅い、北朝鮮リスクへの過度な警戒は後退

日経平均はしっかり。2万0750円付近で推移している。きょうは北朝鮮・朝鮮労
働党の創建記念日に当たることから、当初は挑発行動への警戒が上値を抑えるとみられた
が、市場の過度な警戒感はひとまず後退しているもよう。

仮にミサイル発射があったとしても、日本の本土上空を通過したり、グアム方面に向
かいでもしない限り、相場影響は限定的との見方が出ている。「従来と同じようなミサイ
ル発射にとどまるなら、株価は下落したとしても一時的ではないか」(国内証券)という



<10:27> 日経平均が年初来高値更新、業績期待で先物にショートカバー

日経平均株価は2万700円台半ばでしっかり。先物が主導するかたちで続伸してお
り、取引時間中の年初来高値を更新した。一時2万0780円09銭まで上昇した。市場
では「中間決算が近づいており、業績上振れへの期待が出ている。ショートに振ってきて
いた投資家は多く、こらえきれずショートカバーに動いているようだ」(証券ジャパン・
調査情報部長の大谷正之氏)との見方が聞かれた。


<09:11> 寄り付きの日経平均は小反落、金融株に利益確定売り

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比10円17銭安の2万068
0円54銭となり、小反落で始まった。前日の米国株が小幅下落、外為市場では円安に一
服感が出るなど買い手掛かりが不足する中、日経平均は前週末まで5日続伸した反動もあ
り、小口の利益確定売りが先行した。きょうは北朝鮮・朝鮮労働党の創建記念日であり、
挑発行動に対する警戒感も上値を抑える要因になっているが、寄り後一時プラスに転じる
など下値は堅い。業種別では、パルプ・紙、非鉄、小売などが高い。半面、保険、銀行、
証券などの金融株が下落している。


<08:35> 寄り前の板状況、主力輸出株は売り買い拮抗

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、
キヤノン 、ソニー 、パナソニック などの主力輸出株が売り買い
拮抗。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック なども
売り買い拮抗となっている。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン
シャルグループ がやや売り優勢。みずほフィナンシャルグループ は売り
買い拮抗している。