大日本印刷は3日、人工知能(AI)を活用したインターネット通販サイト運営支援サービスを18日から提供すると発表した。消費者の購買履歴や性別、年齢といった個人情報をもとに、一人ひとりにあった商品を紹介する。サイトの目立つ位置に提案理由とあわせて表示する。

 マイクロソフトと共同開発した。サイトで実際に販売する商品を紹介する機能と、送料無料やポイントを付与するキャンペーン情報を伝える機能を開発した。商品紹介機能は消費者がログインしていない状態でもAIが分析する。小売業での実証実験では、購買率が向上したという。

 どちらの機能も蓄積したデータをもとにAIが学習し、消費者の需要などの予測精度を高める。初期費用はそれぞれ45万円。月額利用料金は商品を薦める機能が6万円、キャンペーンを伝える機能が9万円となる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21826700T01C17A0X1F000/