九州電力(9508)は12日、2018年3月期通期の連結純利益が前期比37%減の500億円になりそうだと発表した。玄海原発3、4号機の再稼働が収益に貢献するものの、電力システム改革にともなう諸経費の増加を補えない。従来予想は原発再稼働の時期が見通せないとして未定だったが、再稼働のめどが立ったことを受けて公表した。

 売上高は従来予想を据え置き6%増の1兆9450億円を見込む。燃料費調整による料金値上げなどが寄与する。未定だった本業のもうけを示す営業利益は23%減の950億円となりそうだ。

 年間配当予想は1株あたり20円(前期は15円)とした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HNA_S7A910C1000000/