自動車メ−カーのSUBARUは、世界的に排ガス規制を強化する動きが広がっていることを受けて、2020年度をめどにディーゼル車の製造と販売から撤退する方針を固めました。
SUBARUはヨーロッパとオーストラリア向けにSUV=多目的スポーツ車のディーゼル車を製造し、去年は1万5000台余りを輸出しました。

しかしイギリスやフランスが2040年までにディーゼル車とガソリン車の販売を禁止する政策を打ち出すなど、世界的に排ガス規制を強化する動きが広がっていることを受けて、2020年度をめどにディーゼル車の製造と販売から撤退する方針を固めました。

今後は、競争が激しさを増しているプラグインハイブリッド車や、走行中に排ガスを出さない電気自動車などに経営資源を集中させ、開発を加速させていくことにしています。

自動車業界では世界的な規制強化を背景に、ドイツのフォルクスワーゲンが今後10年間で30車種以上の電気自動車を投入する方針を示しているほか、先月トヨタ自動車とマツダが資本提携を発表し電気自動車の共同開発に力を入れる方針を明らかにするなど、排ガス規制の強化に対応する動きが広がっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170908/k10011131141000.html