日本の悲劇は90年代前半の財政出動をマスコミは「全く効果が無かった」と切り捨て、馬鹿な愚民がそれに乗っかって公共事業を敵視するようになったこと。
バブルが崩壊して、あれだけの経済収縮が起きたのだから、何もしなければ大幅マイナス成長は不可避であった。
しかし死に物狂いの財政出動で何とか穴埋めして「停滞」で済ませていた。
そして90年代半ばには成長率は3%前後まで回復して、あと一歩で完全回復の段階まできた。
しかし馬鹿な愚民が大型緊縮を掲げていた橋本政権を96年の総選挙で勝たせて今のザマになった。
あのまま財政を吹かし続ければ、大規模なバブル崩壊した際の正しい対処法のモデルを世界各国に提供することができただろう。