25〜34歳の「アラサー世代」独身者の過半数が結婚を意識した男女交際をしたことがない――。明治安田生活福祉研究所の調査でこんな結果が出た。男性ではほぼ3人に2人に上った。同研究所は「アプローチは男性からという考え方が主流なのに恋愛に消極的な男性が多い。その結果、結婚前提の真剣な交際までたどりつけないのではないか」としている。

 今年3月、25〜34歳の独身男女3296人に男女交際や結婚に対する意識についてインターネットで調査した。

 結婚を意識した交際経験がないのは51.1%。男女別では、男性が62.7%、女性が39.4%だった。結婚を意識した交際経験がある人で「継続中」は24.7%(男性17.8%、女性31.6%)、「終了した」は24.2%(男性19.5%、女性28.9%)だった。

 結婚に対する気持ちを聞いた質問では「理想や条件を特に意識しない」が男性32%、女性38.8%でともにトップ。「絶対結婚したくない」「あきらめている」と答えた男性が30.9%、女性が25.9%いた。「理想や条件を下げてでも結婚したい」は少数派で男性10.8%、女性13.5%だった。

 結婚した場合、共働きしても構わない女性は87.9%で、相手に対する希望年収にかかわらず高かった。男性も77.2%が結婚相手に共働きを求めると回答した。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04HCG_U7A900C1000000/