http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/K10011119641_1708301949_1708302038_01_02.jpg
インターネット上に動画を投稿して広告収入を得る「ユーチューバー」と呼ばれる人たちが所属して動画投稿をビジネスとして行う会社が、30日に東京証券取引所の新興企業向けのマザーズ市場に株式を上場しました。
インターネットの動画投稿サイト、ユーチューブでは若者などに人気の動画を投稿して広告収入を得る「ユーチューバー」と呼ばれる人たちが活躍しています。

30日に株式を上場したベンチャー企業の「UUUM」は、ユーチューバーのマネージメントを行う会社として4年前に設立され、ユーチューバーとともに動画を制作して利益を上げることをビジネスにしています。こうした会社が株式を上場するのは初めてです。

30日は、「UUUM」の鎌田和樹代表取締役CEOや、口や鼻からドラムやベースそっくりの音を出す動画投稿で知られるユーチューバー、HIKAKINさんらが鐘を打って上場を祝いました。

初日の30日は大量の買い注文が集まり、株価は売り出し価格の2倍以上の4715円まで上昇し、「買い気配」の状態が続いたまま、取り引きが成立せず初値は付きませんでした。

鎌田CEOは「上場で得た資金を使って年配の人たちや、ふだんはテレビを見ている人たちも引きつけるコンテンツを作りたい」と述べました。「ユーチューバー」のマネージメント事業は、収益性が高いとしてこの会社のようにここ数年、ネット動画ビジネスに参入する企業が相次いでいます。
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