社畜は過労死するサラリーマンの悲劇を扱って広まった言葉であったとおり、
バブル景気時代まで日本のサラリーマンの主要な社会問題になっていた。

ところが平成不況が始まると、じわじわと失業率とともに非正規雇用の問題が
浮上するようになってきた。
そのころから「社畜のほうがまだマシ」という議論が徐々に出てくるようになった。
「非正規雇用になるくらいなら社畜になったほうが幸せだ」という論調が勢いづく。

しかし考えても見て欲しい。
こういう論法こそサラリーマンの悲劇的境遇を物語っているのではないか?
カール・マルクスが言ったようなことが今でも起こっている。