Ryzen Threadripperレビュー前編。現時点で世界最高のマルチスレッド性能を引っさげ,AMDがハイエンドデスクトップPC市場へ還ってきた - 4Gamer.net
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 「Ryzen Threadripper」で,AMDが,久しぶりにハイエンドデスクトップPC市場への帰還を果たした。
 2017年8月3日の記事でお伝えしているとおり,4Gamerでは,発表時点の最上位モデルである16コア32スレッド対応製品「Ryzen Threadripper 1950X」(以下,1950X)と,その1つ下に位置する12コア24スレッド対応製品「Ryzen Threadripper 1920X」(以下,1920X)を含むレビュワー向け評価キットの貸し出しを,短時間ながら受けることができた。そこで今回は,注目の新世代CPUについて,前編と後編の2回に分け,テスト結果をお届けしたいと思う。

 なお,それに先だって既報を簡単にまとめておくと,1950XはRyzen Threadripperの発表時点における最上位モデルだ。定格クロック3.4GHz,自動クロックアップ機能「Precision Boost」有効時の最大クロック4.0GHzで,さらに余力がある場合に最大クロックを超えて動作クロックを引き上げるExtended Frequency Range(XFR)では最大4.2GHzを達成するとされている。倍率ロックフリーなので,自己責任を覚悟すればオーバークロック設定も容易だ。
 CPU側でサポートするPCI Express Gen.3レーン数は64と,非常に多い。

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