http://www.sankei.com/economy/news/170807/ecn1708070023-n1.html

ソフトバンクグループの孫正義社長は7日、子会社の米携帯電話大手スプリントによる米国でのM&A(企業の合併・買収)について、「複数の事業統合の選択肢を検討し、交渉している。近い将来、意思決定したい」と述べた。

 スプリントをめぐっては、同業の米TモバイルUSとの合併を検討する一方、米ケーブルテレビ大手との提携交渉も取り沙汰されている。

 ソフトバンクグループが同日発表した平成29年4〜6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比50.1%増の4792億円。連結対象になった10兆円規模の「ビジョン・ファンド」の部門利益1052億円などが寄与した。孫氏はファンドについて「順調にいけば毎年、数千億円前後の収益増加に貢献すると思う」と話した。

 売上高は2.8%増の2兆1860億円だった。