>>283
同情とかでなく国・政府と国民は表裏一体というか一蓮托生というか
呉越同舟というかある程度は運命共同体だから

景気の下支えとして政府が債務増やして財出してきたのは
企業や家計が金を使わない分、という面も大きいわけで

つまり政府の金の使い方はおかしいだろ?という前に
企業や家計が金使わないから変な使い方する奴(政府)が
そいつなりの金の使い方をして、そして財政大赤字になってるのが現在

政府に同情するも何も、政府の財出というのは基本的に不況対策であり
(いわゆるケインズ政策)
財出そのもので経済成長できるというようなものじゃない
本来的な経済成長というのはあくまで企業や家計にかかっている

経済成長(名目成長)してこなかった、つまりデフレが続いた、
それが結果として財出依存を招き、それが財政赤字・財政難を招き、
年金の支給は減らされ、先送りされ、さらには消費税増税もされ

もし日本がデフレ放置せず、他の先進国と同じ程度に名目成長していれば
今ごろの名目GDPは800兆円くらいはあって
そうすると政府債務のGDP比は大したことないってことになり
すると財政問題も大したことではなくなり
すると社会保障制度も大して問題なく維持されてたはずで
すると国民の将来不安はかなり軽減されてたはずで
すると・・・

というのが名目成長する経済の姿
でも日本は残念ながらずっとデフレを放置してきた
その背景には「デフレの方が生活が楽だから」という目先の楽さばかりみて
将来への悪影響の蓄積を深く考えなかった国民の経済観がある
今だって、デフレの方がいい、リフレ?とんでもない、という人達たくさんいるっしょ