>>885
ARMのことを全て知ってるわけではないけども、携帯端末向けによくできていた。
また、ヘンテコな工夫が随所に入ってる印象。
初期だと、条件分岐が常に命令の中に入っていて、パイプラインを長くした時に、遅延実行がうまくできる仕組みだった。
実行バイナリも小さいと思うし。
SHもいい製品だったと思うが、パイプラインの段数を増やした時に、互換性が無くなったことをボヤいてた人がいた。
ARMはJAVAVMのアクセラレータなど、機能の追加増設もうまく当たったんじゃないかな。
SHは国内のガラケーをかなり持ってたけども、ARMはGSMを持っていた。
国内のガラケーメーカーが世界を支配するかアップル・グーグルの下請けになっていたらARMは無かったかもしれないけども、GSMの次にスマホが来た時は、ARMか。
ワット当たりの能力が高いとか、いろんな半導体メーカーにライセンスしたのも良かったんだろうね。
ARMはもう20年以上になるのかな。インテル・MIPS・SPARC等と違うジャンル、携帯端末に特化してきたのが長く続いた理由なのだろう。
その意味では、SHは不幸だったかもしれない。
ARMもいつ泡沫メーカーとして消えてもおかしくないような状況は常にある。今はものすごく注目されているけどもね。
例えば、スマホ向けには、バッテリーの持ち時間がユーザーの気になるところだし、処理能力についてもそう。
なので、ARMをある程度超える、ワット当たりの処理能力があり、最大処理能力がARMよりも上ならば、アップルは躊躇なくARMを切り捨てるだろうな。
なにしろ、自社のOSをいろんなアーキテクチャのCPUで走らせることが出来るのだから。
グーグルも同様でしょう。自社サーバーをインテルからPOWERにしたり、ディープラーニング用のTPUを作ったりしている。
今は、ARMを土台にしているけども、ARMのうち必要の無い機能、より高速化する機能を考えていくうちに、独自で作った方がいいとなるかもしれない。
出来るかどうかはさておき、ARMと同じ価格で、20%低消費電力か20%高速かを選べる競合が出たら乗り換えるんじゃないかな。