気温↑売り上げ↑↑ 冷感グッズ、注目は「塩枕」 (神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース
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7/14(金) 16:30配信

 7月に入り気温が急上昇したことを受け、兵庫県内の小売店での夏商戦も熱気を帯びてきた。日傘や帽子など定番の熱中症対策グッズに加え、頭部の熱を和らげるとされる“塩入り枕”や、衣料用の冷感スプレーが好調。ぬらして振り回すだけで冷たくなるタオルも登場した。各店が品ぞろえを強化し、売り上げも急上昇している。(末永陽子)

 神戸地方気象台によると、今年の夏は平年より気温が上がり、猛暑となる見込み。14日も午前中から気温が上昇し、最高気温の予想は神戸で34度、豊岡で36度。梅雨明けは平年並みの21日前後になる見通しという。

 この夏注目の「塩枕」。熱効果の高い塩が枕に入っており、頭部や首筋の熱を吸収するという。神戸ロフト(神戸市中央区)で購入した同市内の女性会社員(35)は「母親に薦められて買いに来た。今夜から寝苦しい夜とはおさらばです」。

 同店によると、塩枕は昔から取り扱ってきたが、昨年から動物柄やチェック柄などデザインが豊富に。購入者も高齢者から若い世代に広がり、静かなブームを呼んでいる。担当者は「冷蔵庫で冷やして使うとより効果的」と話す。

 触れるとひんやりする枕カバーや敷きパッドなど冷感寝具も好調で、7月の売り上げは前年同期比約10〜20%増で推移。見た目にも涼しいシロクマ柄が1番人気で、すでに完売した商品も出ている。

 東急ハンズ三宮店(神戸市中央区)は、6月下旬から特設コーナーを展開。洋服や肌着に吹きかけるだけで冷涼感が得られるスプレーなどをそろえる。

 売れ筋は、水でぬらして強く振ると一気に冷たくなるスポーツタオル。特殊な繊維が編み込まれ、水分の気化熱で急冷する。屋外イベントにも最適で、担当者は「音楽フェスで振り回して、熱中症対策にも使ってほしい」とPRする。

 また、山陽百貨店(姫路市)では日傘や帽子などのグッズにとどまらず、ビアガーデンや飲食店の売り上げが急伸。ただ、あまり暑すぎると外出を控える人も増えるため、担当者は「暑さは例年並みを期待」と話していた。

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