家庭内でゲームOKの子どものほうが、ゲーム機を持っているが禁止されている子より勉強への集中力が高く、宿題も自主的に取り組む――朝日学生新聞社は7月12日、こんなアンケート結果を発表した。家庭での親との会話時間も、ゲームOKの子の方がNGの子より長いという結果だ。

 「朝日小学生新聞」読者を対象に6月、ネットでアンケートを行い、小学1年生〜6年生の男女457人から回答を得た。
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ゲーム機を持っている子ども(370人・全体の81.0%)に、ゲームで遊んでいいか聞くと、「遊んでいいが、ルールがある」が91.9%、「遊んでいいし、ルールもない」は3.5%、「遊んではいけない」は4.1%だった。

 ゲームをする時のルールの内容は、「ゲームをする前に、宿題や勉強をすませないといけない」(67.9%)、「1カ月/1週間/1日に何時間までゲームをしてもいいか決められている」(56.8%)、「夜遅くにゲームをしてはいけない」(49.1%)などだった。
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学校の成績の自己評価をゲームに関するルール別で見ると、「成績がいいと思う」「まあまあいいと思う」と答えた割合は、ゲームOK(94.9%)でもゲームNG(93.3%)でもほとんど差がなかった。親にも同じ質問をしたが、回答はほぼ同じだった。

 1日の勉強時間をゲームのルール別で見ると、ゲームOKの子は82.3分、ゲームNGの子は89.0分と、NGの子の方がやや長かった。「ゲームOKの子どものほうが効率よく勉強ができているとも言える」と同社は指摘する。

 勉強への集中力について子どもに聞くと、ゲームOKの子どもの「集中してできる」の回答は81.0%、ゲームNGは73.3%と、OKの子どもの方が集中力は高いようだ。

 勉強と遊びの切り替えが得意か聞いたところ、「得意」と答えたのはゲームOK・NGとも約60%とほとんど同じ割合。ゲームOKの子のうち、ルールがない子は、84.6%が「切り替えが得意」と回答した。同社は「勉強と遊びの切り替えにゲームは悪影響をもたらさないことは確かなようだ」としている。
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以下ソース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/12/news100.html

http://www.asagaku.com/osirase/press/img/20170712.pdf