http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/K10011046981_1707061955_1707062021_01_02.jpg
流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」と通販大手の「アスクル」は業務提携を結び、生鮮食品のネット通販に取り組むことになりました。
これは6日、両社の経営トップが記者会見して明らかにしたものです。

それによりますと、「アスクル」が運営するインターネットの通販サイトを通じて、「セブン&アイ」がことし11月末からカット野菜や加工食品などを販売します。

外に買い物に出にくい子育て中や共働きの世帯が主に利用することを想定していて、アスクルが持つ配達網を活用することで、配達時間の指定を1時間単位でできるようにして利便性を高めるとしています。

さらに、将来的には両社の通販サイトを共同で運営することや物流拠点を相互に活用することなども検討していくということです。

セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は「商品などの面でそれぞれの会社の強みが違い、互いに補完できることから、業務提携に至った。連携することで、買い物に不便を感じている人たちのニーズに応えていきたい」と述べました。

生鮮食品のネット通販は、大手の「アマゾン」やスーパー各社も参入し、市場が拡大しているということで、この分野での競争も激しさを増しそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/k10011046981000.html