経済産業省の生産動態統計によると、主に家庭用の耐火性金庫の2016年の販売数量は、13万9359個と、前年から約2割増えた。

 16年2月に日本銀行がマイナス金利政策を導入して以来、預金金利もほぼゼロになった。銀行に預けず現金を手元に置いておこうという「タンス預金」の需要が販売増加を支えている。

 東京都足立区の「島忠ホームズ足立小台店」では、マイナス金利政策が導入された直後に金庫の売り上げが約2倍に急増した。今年に入って売り上げは一服しているが、「戸建てに住む家族連れや退職後の夫婦が購入するケースが目立つ」(同店)という。
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