バブル期並み21兆円 自治体、「貯金」巡り国と火花
「懸命にためた結果」「余裕の表れ」
地方自治体が積み上げた貯金にあたる基金を巡り、国と地方が対立している。2015年度末の地方全体の基金総額は21.1兆円とバブル期並みの水準で、10年前と比べて約8兆円増えた。財務省などは「余裕の表れ」と問題視し、地方は「懸命にためた結果」と反論する。
将来への備えなど自治体により事情は様々で、総務省は全自治体に対し実態調査を始めた。