すでに世界は完全な生産過剰になっています。
ちょっとくらい余計に消費しても、瞬時に需要を埋めてしまいます。
設備投資など必要としてない状態なのです。

ところが、ここにきて日本は設備投資減税なるものを出してきました。
ほぼ金利がゼロで、借りようと思ったらいくらでも借りられる環境下で、
数十兆円もの内部留保を持っていてる企業に対し、減税をすれば設備投資が
増えると考えている。これはもうブードゥ教と呼ぶ以外にない。

                  山口正洋 経済評論家