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2017/06/04(日) 04:02:22.27ID:CAP_USER「2年近くも展示会に出品できないのは死活問題」。5月、ビッグサイトのIT展示会に出展した包装機械メーカー、印南製作所(東京都足立区)の印南英一社長は頭を抱える。
営業や販売促進に人手をかけられない中小企業にとって、展示会は絶好のアピールの場。多くの来場者と名刺交換し、商談を持ちかける。同社も1回の出展で総額1億円前後の商談を成立させることもあるだけに、ダメージはあまりにも大きい。
平成27年度にビッグサイトで開催された展示会は302件で、約1600万人が来場した。年間延べ約9万社が出展するが、その9割以上が中小企業だ。しかし、施設面積の約7割を占める東展示棟は改修工事もあり、五輪期間を挟んで31年4月から32年11月まで使えない。西展示棟も32年5〜9月は利用できない。このため東京都は約1・5キロ離れた場所に仮設展示場を設けることにしているが、警備を理由に同年7〜9月の使用を認めない考えだ。
展示会の主催団体約300社からなる日本展示会協会の試算によると、32年3〜9月に限っても、3万8千社が出展できなくなり、約1兆2千億円の売り上げが消えるという。
協会には見直しを求める14万件超の署名が寄せられた。協会の石積忠夫会長は「五輪には反対していないが、取材拠点を別の場所に移し、展示会ができるようにしてほしい」と要望。小池百合子都知事に再検討を働きかける。
2017.6.3 21:32 産経新聞
http://www.sankei.com/smp/economy/news/170603/ecn1706030016-s1.html