>>2から続く
<9:21> ドル111円後半で上値重い、利益確定・戻り待ちの売りが重し

ドル/円は111.79円付近で上値は重い。朝方からじり高となって、一時111.99円に上昇したが、失速した。112円を前に利益確定・戻り待ちの売りに頭を押さえられた。

株価や米金利の上昇が強まるなら112円再トライも見込まれるが、112円台では売り圧力で上値が抑えられやすいとみられている。

前日発表の米予算教書は想定内と受け止められ、足元では「米金利上昇ぐらいしかドル買いの材料がない。6月利上げ織り込みは進んでおり、目先の上昇余地は限られそう」(国内金融機関)との声が出ていた。

CMEグループのまとめるFedウオッチで6月利上げ織り込みは80%台に持ち直している。

<8:12> ドル111円後半で底堅い、米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派寄り発言で

ドル/円は111.81円付近で底堅く、「上方向に行きたそうな動きになっている」(国内金融機関)との声が聞かれた。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁による利上げに前向きな発言が伝わったことが支援しているもよう。

同総裁は、年内にあと2回の利上げを行い、年内に債券ポートフォリオの縮小を開始することへの支持をあらためて表明した。来月利上げする「可能性は高い」と指摘。ただ、インフレ指標が再び予想を下回る場合は利上げを見送る可能性があるとした。

総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

<7:55> ドル111.20─112.40円の見通し、FOMC議事要旨待ちか

ドル/円は111.80円付近、ユーロ/ドルは1.1187ドル付近、ユーロ/円は125.10円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が111.20─112.40円、ユーロ/ドルが1.1140─1.1240ドル、ユーロ/円が124.50─125.70円とみられている。

きょうは米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表が予定されており、それまでは「ドルは111円後半を軸に、様子見ムードが出そうだ」(国内金融機関)という。ただ、株高・原油高を踏まえたドル買いの流れが継続すれば、112円乗せもあり得るとの見方も聞かれた。

きょうは5月FOMC議事要旨のほか、米住宅関連指標、欧州中央銀行(ECB)総裁講演などの予定がある。東京時間には日銀の黒田東彦総裁やバーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会がある。

前日のニューヨーク時間は、ドルが主要通貨に対して上昇した。FOMC議事要旨の公表を控え、米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げに踏み切るとの見方から、前日まで軟調だったドルが買い戻された。