◇東京支社で延べ33人に132万円 全社員7割以上も支給

 北海道新聞社(札幌市)が東京支社の社員に残業代を払っていなかったとして、三田労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受け、延べ33人に未払い分の計約132万円を支給していたことが分かった。勧告を受けて同社が社内調査したところ、全社員の7割以上に計約2億8300万円の残業代未払いがあることが判明し、全額を支給した。

 同社経営企画局によると、勧告は昨年3月18日付。東京支社に昨年2月、労基署の立ち入り調査があり、2015年11〜12月に残業代の未払いがあることが判明した。また社内調査の結果、14年2月〜16年4月に全社員の7割以上、計1064人に未払いの残業代があることが分かったという。

 同社経営企画局は「今後は不払いが生じないようにしたい」と話している。【今井美津子】

毎日新聞 5/23(火) 22:14配信
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