北海道北見市の農家、小野寺靖さんは遺伝子組み換え甜菜(てんさい、シュガービート)の栽培許可を求めて北海道庁に働きかけなどをしている。

除草剤耐性をもつ品種の栽培ができれば生産性が上がり経営拡大につながると考えるからだが、実現の道は容易に見えてこない。組み換え品種が必要と考える背景などを聞いた。

■大変な除草作業、今のままでは農家は減る一方

 ――遺伝子組み換え甜菜が必要だと考えるのはなぜですか。

 「甜…

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16446860W7A510C1000000/?n_cid=DSTPCS003