2017年5月18日 19:21 | 無料公開
 勝浦市の2016年度のふるさと納税寄付額が、約29億7千万円と前年度の約20倍を記録したことが分かった。
このうち91%の返礼品は平均より高い返礼率となっていた商品券「かつうら七福感謝券」が占めた。
商品券は2月に廃止を発表したところ、同月だけで約10億円分の駆け込みの申し込みがあった。

 市企画課によると、商品券は昨年4月から取り扱いを開始。1万円の寄付ごとに7千円分を返礼していた。
9月ごろまで申し込みは毎月5千万ほどで推移。10月に1億円を突破し、12月に約11億円に達した。
1月は約1億2千万円へ減少したものの、2月中旬に取り扱い中止を発表すると申し込みが殺到した。

 ふるさと納税の25%が市に残るといい、中学生までの医療費無料化などの子育て支援や環境保護費に充ててきた。
市の担当者は「継続を求める声は多かった。町への波及効果は大きい」と話し、「感謝券に代わる返礼品を考えていきたい」としている。

商品券の有効期限は発行から1年。4月末までに市内の店で約6億円分が使われたという。

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