米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)はおよそ10億ドル(約1123億円)相当の自社株を売却した。資産処分計画の一環だが、世界3位の富豪である同CEOは先月、自ら設立した宇宙開発会社ブルー・オリジンに年間10億ドルを投じる意向を表明していた。
  4日付で米証券当局に提出された文書によると、ベゾス氏は今月2日から4日にかけ、1株当たり935−950ドル前後で100万株売却。これで同氏が保有するアマゾン株は、発行済み株式総数の約17%に相当する7990万株となった。15年末時点では8300万株に上っていた。
  ベゾス氏は短期の宇宙旅行を提供することを目的に設立したブルー・オリジンへの投資資金を賄うため、アマゾン株売却を続けている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-05/OPH0MQ6JTSES01