半導体は自動運転車の「頭脳」となり、サーバーのデータ高速処理を助け、スマートフォンが文書作成や動画ストリーミングをさばく速度を決める。そうした活躍で、これまで目立たなかった半導体事業がシリコンバレー最大の戦場の最前線に踊り出ている。

 「IoT(モノのインターネット)」やビッグデータの拡散を受け、サムスン電子、インテル、クアルコム、東芝といった半導体メーカーは新たな影響力を得つつある。かつてない半導体ブームのなか、急増する需要が価格を押し上げると共に、この必要不可欠な部品を大量に確保できる企業を有利...
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