http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170328/k10010927731000.html

靴の小売りチェーン店を全国で展開しているエービーシー・マートが、
自社ブランドの商品について、みずから決めたメーカー希望小売価格から
大きく値引きしたとチラシに表示していたのは、景品表示法に違反するとして、消費者庁は28日、再発防止を命じる行政処分を行いました。
消費者庁によりますと、東京・渋谷区に本社があるエービーシー・マートは、
「HAWKINS」や「VANS」など、自社製造のブランドの靴について、自分たちでメーカー希望小売価格を決めています。

ところが、おととし4回配布した新聞の折り込みチラシで、4つのブランドの47の商品について、
希望小売価格と実際の販売価格を両方載せ、最大で「50%オフ」などと大幅に値引きしたように表記していたということです。

消費者庁は、こうした表示は消費者に誤解を与え、景品表示法に違反するとして、28日に会社に対し、再発防止を命じる行政処分を行いました。

エービーシー・マートは「このような事態に至ったことは誠に遺憾で、深くおわび申し上げます。
『メーカー希望小売価格』と表示すべきでなくなった商品についての表示方法が、社内で適切に
管理・徹底されていなかった点が要因です。昨年よりこうした表示は中止しており、今後も管理体制の強化に取り組みます」とコメントしています。