3.社員研修に十分な資金と時間をかけない

ワンマン社長は、総じてコストカッターです。

常に、利益や売上のことしか頭にないので、社員教育など二の次です。

新人社員などの研修には緻密な教育プログラムを組む必要があります。
それにはコストも時間も膨大にかかります。
ワンマン社長は、これを大変嫌います。

最小限の投資で、最大限の利益を上げたいからです。
なので、十分な研修期間も教育プログラムも社員に与えません。

そのくせ、成果主義を唱え、社員に売上を強要します。

このように成果を上げるような戦力になるには、通常は経験値と時間が必要です。

ワンマン社長の会社では、このようなまっとうな教育期間を大目に見ることができない余裕の無さなので、マトモな人材は育ちません。

人材が育成されないことにより、常に戦力不足な状態となり、事業の業績は悪化しやすく、
倒産のリスクは高まります。

4.ストレスの蔓延する最悪の社内環境

ワンマン社長の会社は、このように常に余裕がなく、ミスに怯えて、過酷な労働環境でギスギスとした空気が蔓延しています。

働く社員たちは、みんな多大なストレスを抱えて、心身共に病んでくる人も増えます。

このように社員が健全でない状態の会社が良い成果を残せるわけもなく、
常に問題が起きているのが普通です。

通常は、社長がこのような職場環境をできるだけストレスが少なく、
従業員が少しでも働きやすいものに変えることに腐心するものですが、ワンマン社長はそんなことは一切考えません。

どころか、自分が率先して社員に過大なストレスとプレッシャーを与え続けているわけです。

このような会社組織が安定するわけもなく、
長い目で見れば倒産のリスクは非常に高くなります。