いい歳して牛丼屋で深夜バイトをするコミネマンは
客やスタッフに老害と呼ばれながらも自らの職務を一生懸命全うしていた。
そんな彼だが、DX夜勤というもう一つの職にも就いていた。
それは中年のおっさんへの身体を売るという過酷な職業であった。
当初は周りの偏見や自らの惨めさに苦しむ彼であったが
ADHDなどの発達障害に加え自己愛性人格障害、鬱病なども抱える障害者の彼にとって、
裕福な中年のおっさんに身体を売るという事は彼の生活を物理的にも精神的にも潤すことを意味した。
そう、親の遺産を食い尽くし、八つ当たりで親の墓を破壊した彼にとっては大きな助けとなったのだ。
かつては親にバイクを禁止された恨みで親との関係も最悪だった彼だが、
おっさんとの行為による快楽にどっぷりと浸かり、そんな過去のいざこざも忘れ
今日もラブおじというもう一つの顔で、金の為におっさんたちと夜のラブホへ駆けていくのであった。