ここにいる発達障害や精神異常の人たちの生き方は「今」で埋められていて、少しの過去と何も見えない未来で構成されている
もちろん、そのほとんどの人は「何も無い未来」で一生を終えるだけだから、未来など何も見えない方が幸せだったりする
だから、「やるべきこと」を説いたところで、彼らには「ここ」しか見えないし、ここ以外は感じることができない
ここで、「自分の考えで設定した根拠をもって自分以外の人間を下に見る」だけが、その人生のすべてであって、それだけで彼らにとっては完全な人生となる
その設定した「自分の考え」は、どれだけ飛躍した考えであっても、「自分の正しさ」は、決して揺らぐことはない
それしか、見えていないのだから
だから、どれだけ正そうとしても、矛盾点や無根拠であることを指摘しても、何も反応しない
自分の考え以外の意見や理屈は完全に見えない状態となっているのだから、当然のことだ
だが、彼らにも「何かしらのレスがあるという事実」は理解できる
それが自身への批判であることも理解できる
だが、上記のとおり見えていないのだから、自身の主張を繰り返すしか、その人生には残されていないのだ

障害を持つというのは、とても残酷で、そして、とても幸せなことだと思う