ドケチ国家の末路
 昨年の参院選で、れいわ新選組は街頭演説とSNSを中心に戦い、
ネットでは爆発的といっていい人気を得た。
それは山本太郎代表が「従来の政策から落ちこぼれた人々」に訴えかけたからに他ならない。

 山本氏は、高齢者の5人に1人、単身女性の3人に1人は貧困、
毎年2万人以上が自殺する悲惨な現状を訴え、
「あなたが頑張らなかったから」という自己責任論を否定、
「あなたは悪くない、国が政策を間違った」と、責任所在を明らかにした。

 そして、ムダを省くという大合唱のなか、「ドケチ国家」となった日本は、
IMF(国際通貨基金)のデータで、
97年からの20年間の政府支出の伸び率は140ヵ国のなかの最低であり、
「国がドケチ政策を続けた結果、人々の生活は困窮した」と、喝破した。