錆びや異物噛み込みといった異常な状態でない限り、軸張力として塑性変形が始まるとか
ネジ山の物理的破壊が始まってしまう数値と適性とされているトルクの数値との差というのは
実はけっこうというかかなりな幅がある。
まともにこれでメシを食ってる人間であるなら、手トルクでみなこの幅の中に収めることくらい
当たり前に出来ること。
緩むことなく締まってればそれでいいというネジであるならその幅の中に納めれば締結の目的は
果される。だがネジの中には一定の狭い範囲内で締結されていなければならぬネジというのは
少なからず存在する。隣接する同じ方向に並ぶネジやガスケットやシールといった変形を伴う
密封材を挟んで締結されるネジ等々。
自然緩解することなく締まってりゃそれでいい。というネジと一定の圧で締まっていなけりゃならぬ
ネジとその見極めを当たり前のようにできるかどうかが素人との違いといえる。

自然緩解しなけりゃあとはどうでもええわ。いうネジの代表がドレンボルト。
栓してるだけでなんも締結してねえネジw
そこにトルクレンチ信仰を当てられても苦笑いするしかない。