私のスタンスは「大動脈である国道19号と県道は拡張すべき」ということです
すべきだ、と言ってるんです
金は言い訳ではありません。これがなければどうしようもない「現実」です
ただし、金がなければ仕方ない、などとは私は一言も言っていません

景観の保持は非常に重要ですよ
ヨーロッパの町並みが美しいのは、根が美しいから、というだけではありません。国民の団結による不断の努力により「維持」されているのです
松本市は悲しいことに無造作な都市づくりにより汚ならしい街に発展してしまいましたが、
城下町の名残である細い通りや辻は辛うじて残っています
調べると分かることですが、それらには一本一本に名前が付いている。つまり、単なる道路であっても歴史の遺産なのです
ヨーロッパの町並みのように、本来であれば畏敬と憧れの対象であるべきものなのです
それを、利便性に目がくらみ潰してしまっては、ますます郷土愛が薄れてしまうと同時に、見識ある国際文化からは「愚行」ととらえられてしまいます
そうして観光都市としての魅力が薄れれば、税収が低下します
松本に来る外国人は、松本城を見に来ているのではありません。国内最古といわれる戦国の城が育んだ「歴史」を見に来ているのです
観光税収、つまり金がなくなれば、国道拡張の財源確保など夢のまた夢になってしまいます
国道だから全部国対応で、なんていう訳にはいきません