>>452
それはお前ごときが決める事ではないわなぁ?

最初、店長は反対したんだヨ。
この年代のバイクはバイクとライダーが互いに労わりながら優しく乗るべきだと。

ところがこのGPZ、昨年の春に頻繁に夢に出てきて、夏に探してもらって買った。
しかし、このバイクに乗ると必ず翌日に吐血するようになり、医者に行くと初期の癌だと言われた。
きつい前傾ポジションと硬いリアサスの突き上げ。
普通はこんな初期に吐血などしない、バイクに感謝しろと医者に言われた。
おかげで俺は簡単な手術で根治でき命拾いした。

その話を店長にして
「こいつは命の恩人だ、俺はコイツに出来る限りのお礼がしたいんだよ。若返らせてやれるんなら何でもやってやりたい。」

そういうと店長は腕組みをしてしばらく天井を仰ぎ、待ってろと言って工場長のところに行って何やら話し込んだ後に連れて戻ってきた。


そういう経緯があって工場長は仕事を受けてるんだよ。
意地でも完璧に仕上げようと思うだろう。

機械を通じた人と人の心の交流。
バロンはただのチェーン店じゃないんだ。
ちゃんと人が判断する。

お前には解るまいな。